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《拾肆》 ページ16

全集中の呼吸……?あの、肺がはち切れそうなやつ??ええ?
私、彩祈さんに出来てないって言われてたけど!?

真「...??あなた、もしかして自覚してない?」

『えっ、うん。』

真「そう、急に体力があがったとか、回復がはやかったり...」

確かに言われてみればそうだ。普通の私なら、屋敷から一里離れたところで息が切れている。

ところが、今日はここまで来たというのに全く疲れていない。



真「あなたは鬼殺隊に入りたいの...?」

『えっ、うん。もちろん!』

真「そう...。じゃあ、私がみてあげる。」

『わぁ!ありがとう!』



それから、真菰に刀の振り方の指導をしてもらっている。
こんな幼い見た目なのに、凄い的確な指導だ。
この子も鬼殺隊なのだろうか?

時間も忘れて、素振りに没頭する。





真「陽が暮れてきたけど、大丈夫なの...??」


『はぁっ...。はあっ、そ、そうだね。帰んないと...怒られちゃう。』


真「そっか。じゃあ、暇がある時にここに来て。私たちがまた教えてあげる。」


??私たち...?他にもいるのだろうか...?まぁ、教えてくれるだけ有難い。



『じゃあ、帰るね。』


真「うん、ばいばい。」



そう言い、私は木に立てかけた"白紙"の紙を持って歩く。



(うわっ...絵を描くの、忘れた...。彩祈さんに殴られる...)



そう、気分が少し落ち込む。また、後ろを向くと、さっきいたはずの真菰がいなかった。




(やはり、あの子は...)








それから、どんどんと山を降る。雪があって、肌寒い。足どりも不安定だ。
霧も濃くて道が分からない。どうしよう。



そう、迷ってると人の気配がした。
誰かいるのか?


『...ぁ、あのぉ、誰か...いませんか...』


そう、ぽつり呟く。


?「誰かいるんですかー??」

と声がした。その声がするほうへ歩く。

?「!!こんな所に、なんでいるんですか?危ないですよ!しかも山で夜だし。」


その声の主は赤みがかった髪と瞳の少年だった。


『あ...。迷ってしまって。麓まで行きたいんですけど...』

炭「良かったら、俺が案内しますよ!あ、俺は竈門炭治郎っていいます!」

『ありがとうございます!私は陽彩Aっていいます!あの、気軽に接していいですよ...?』

炭「じゃ、お言葉に甘えて!A!麓まで走るぞ!!」

『えええっつっ。』





元気にそう炭治郎は言い放ち、勢いよく山を駆け下りた。

……………………………
鬼滅キャラ出せました...(´TωT`)

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作者名:はもち x他1人 | 作成日時:2019年12月20日 20時

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