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千羅さんの家で飲み直してから何時間が経ったのだろうか。
そこそこに酔いが回ってきて、頭がふわふわする。
こんな感覚久々だ。
しまった、羽目を外しすぎたな。
なんて考える理性すらも残っていなくて、酔った勢いで生ビールを一気飲みする。
千「なぁ、Aさん。」
『ん〜?』
千「千羅の事好きですか?」
『え〜、好きだよ…?』
千羅さんの質問に素直に応じれば、千羅さんが顔を赤らめて「それお酒のせいにしないでくださいね。」なんて。
ねぇ、期待させすぎだよ。
そんなの、千羅さんが私の事好きみたいじゃん。
でも、私はズルい女だから。
酔った勢いで千羅さんの背中に腕をまわし、抱き着く。
『それって期待してもいいの?
私、ズルい女だからさ。そういうの間に受けちゃうよ?』
千「間に受けてくださいよ。
Aさんこそ、こんな事までしておいて明日になったら忘れてるとかナシやから。」
酒に流されて告白するなんてバカだな、私。
明日、酔いを覚ましてもう一度話そう。
そこでもし振られてしまったらこの恋はもう終わらそう。
『ねぇ、千羅。』
千「なんですか?」
『今だけはこのままでいてもいいですか?』
千「ええよ。Aさんがそれを望むなら幾らでも。」
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お砂糖(プロフ) - マリンさん» 返信遅くなりすみません(;;)ありがとうございます!! (2019年11月17日 23時) (レス) id: b2caf16498 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 完結お疲れ様でした!他の作品も楽しみにしてます! (2019年11月9日 7時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:a。 | 作成日時:2019年11月4日 3時