蝦夷菊の花を貴方に。 (ページ5)

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『千羅さん....。そろそろ飲むのやめましょうよ...。』

千「え～！もっと飲めますよ～！」

千羅さんがこんなお酒弱いとは思わなかった。

私の前で顔を真っ赤にして、酔い潰れている千羅さん。

流石に私の家まで運ぶのは物理的に無理だし。

「あれ？センラさん？」

『え、あの、千羅さんのお知り合いですか？』

「あー、うん、友達。志麻って言います。
.......えっと、君は？」

『千羅さんと同じ会社に勤めてる宮園です。』

志麻さんに事情を説明すると、頭を下げて謝ってくれた。

志「ほんとすみません.......。」

『いえいえ、大丈夫ですよ！
もっと早くから止めなかった私にも責任があります。』

志「いや、宮園さんは悪くないです、。
センラに謝らせるので取り敢えず家まで着いてきてくれませんか？」

『え、え、大丈夫です。本当に。』

志「良いから。ついてきてください。」

志麻さんに上手く言いくるめられて私は千羅さんの家に行く事になってしまった。

尻軽なわけじゃない。
もし何かあったら志麻さんの責任だし。

千羅さんと志麻さんの後ろを渋々ついて行くことになった。

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