個性。 ページ22
「僕の部屋には入らんとってな。おやすみ」
「「おやすみ」」
そんな楽しい一日は過ぎ去って、今日が合宿前最後の1日練習。
いつもどおり早く起きれば信ちゃんだけが起きていた。
机の上に課題だろうか。教科書とノートが置かれていた。
「おはよ…勉強？」
北「一応夏休みやからな」
「手ぇ止まっとるん？」
北「ここがわからんくて」
「この参考書のやつはムズいやんな。でもな…」
信ちゃんにコツ(答えまで教えなくても解けるだろうと思って)を教えるとスラスラと解けていた。やっぱり。
北「薙、これ3年生内容やんな？なんで分かるん？」
「あ〜…っとね」
これは信ちゃんに話しても多分大丈夫？
「誰にも言わんでくれるか？」
そう言うと信ちゃんはこくりと頷いてくれた。
「僕なぁ、問題解くのが好きなんよ。習ったものを解くより自分の知らん問題や解き方に出会うんが好きで、気づいたら参考書の山がいっぱい出来とったっていう」
北「それで部屋に入るな言うてたんやな。このことは誰にも言うてないん？」
そう、このことは誰にも言ってない。
もしあの双子に言えば勉強教えろやら散々言われそうでめんどくさいし、変なやつって思われたらどうしよう。
とか沢山考えているから。
まあ実際引かれたことはあるんだけど。幼稚園のときに。小さい頃だったから衝撃が強すぎたのかもしれない。
…ってこんな話はただ空気暗くするだけやん！
「そんなことはどうでもええねん。よし、何作る？」
空気を変えようと朝ごはんの提案をすると気付いてくれたのか信ちゃんは、俺も手伝うと言って参考書を片付け始めた。
「昨日の焼肉がまだ残ってるかもしれんから、あっさりしたやつがええかな。そうめん？」
北「ええんちゃう？スルスル食べれるし」
そうめんと薬味とを準備し始めた時にみんなが起き出した。
でもなかなかツムサムが起きなくてアランくんが怒鳴ってしまったことはまぁ、仕方ない。
北「あ、そうや薙」
「ん？」
北「俺は薙のその個性好きやで」
「あかんもう信ちゃんお嫁に来て」
その後、皿洗いしながらそんなこと言われた。マジで結婚するなら信ちゃんみたいな人が良いって思った瞬間だった
陽キャを圧倒する陽キャの図→←叙○苑よりも僕の焼肉は価値が高い
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@ - すいません💦気に触るかもしれませんが小森の（小）が違います。💦（古）です。古森です。気に触ったらすいません💦 (2022年3月8日 17時) (
レス) @page4 id: 51c9a307dd (このIDを非表示/違反報告)
結 - 更新待ってます！頑張って下さい！ (2021年7月7日 18時) (レス) id: de81aa094a (このIDを非表示/違反報告)
ヒイラギ - この小説今まで見た中でバリおもろいです！(ガチ)更新楽しみにしてます！！ (2020年8月21日 15時) (レス) id: 90a6f54234 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりいぬ(プロフ) - LaLaさん» 返信が遅くなってしまいごめんなさい！ありがとうございます！ (2020年5月30日 22時) (レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
LaLa(プロフ) - めちゃめちゃこの話おもしろくて、楽しませて読ませてもらってます！更新頑張ってください！ (2020年5月23日 19時) (レス) id: 753ee3afdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりいぬ | 作成日時：2020年5月23日 8時
