梟谷の最恐策士 弍【HQ！】【男主】

すなりんはヘンナヤツ ページ20

事情をしっかり話して…

角名「それは大変だったね」

「まぁ、人生出会いも大切やしね。僕とすなりんみたいな」

角名「薙たんはあれだね。双子と違って落ち着いてるし、頭良い」

「ん〜そう？多分両親の影響やなぁ」

角名「へぇ…あ、ここでいい？パレード」

「おっけい最前列！」



ビニールシートを広げて大男数人で座る。信ちゃんと僕が真ん中に寄った。横が壁で安全はバッチリ。



「今日は楽しめた？」

北「ん？あぁ、楽しかったで。なんやろなぁ、薙と一緒やとばあちゃんとおるみたいに思うんや」

「雰囲気？」

北「せや。安心する」

「僕も信ちゃんとおると安心する」

北「お互い様やな〜」



信ちゃんと顔を見合わせて微笑む。それを見た稲荷崎メンバーはギョッとしていた。


ん？



尾白「お前天才かもしれんで」

角名「いやもう天才」

侑「俺ら口角を1ミリも動かせんかったのに！」

治「その属性なんやねん」


「いや属性てポケモンか」




そんなに仏頂面なの？信ちゃん？

毎日見てる訳では無いから分からないが笑わせて神だと言われるところからそうなんだろう。



なんでも黙々とやる感じやもん。仕草も丁寧やし。




角名「俺北さんのことロボットみたいだって思ってた」

「笑わんし、黙々とこなすから？」

角名「うん。いっつも完璧？みたいな感じで」

「想像出来る」

角名「でしょ？」



やっぱりすなりんとは話がしやすい。




「信ちゃんは笑うと可愛ええのに勿体ないなぁ…お、始まるで」

角名「…」

「わ、カチューシャしなきゃ」

侑「ん〜！？女子高生かな！？」

角名「はい、チーズ」

「はっ？」



すなりんに方をぐっと引き寄せられてツーショット。勢い良すぎてすなりんの胸にダイブ。わぁいい筋肉。




…とか言ってる場合じゃない。パレード見たいのに何してくれんねん！




角名「ちょっとーちゃんとカメラ見なきゃ」

「はなせすなりん！パレード始まったって！」

角名「え？聞こえなーい」


絶対ニヨニヨしてる。絶対してるわ。


「分かったよ写ればいいんやろ」

角名「はい、ちーず」




撮ったのを見ればすなりんが微笑んで写っていた。

は？イケメンかよ。




「すなりんは可愛いやなくてイケメンやな…」

角名「！？」



ボソリと呟いた言葉にすなりんが過剰反応したなんて知らなかったけど、とりあえず視界が開けてよかった。




カチューシャしてたからかハイタッチしてもらったよ、嬉しい。

叙○苑よりも僕の焼肉は価値が高い→←チャラチャラすんな！

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