うちのマネさんべっぴんさん ページ13
「あれ、僕らは休み？」
赤「うん。休み」
「ならちょっと席外すわ」
小見「早めに戻ってこいよー」
「はーい」
試合が終わったあと、ムンムンとした体育館の空気から逃れたくて日陰へと足を運んだ。
「ふぅ…やっぱここはええなぁ」
スーッと汗が引くような感覚。髪からさっきまで滴り落ちてきていた汗ももう引いている。
あぁ、このままここに居たいわ。
なんていうことも考えるけど、小見さんに早く戻れと言われたから戻るとしよう。
そう思って腰を上げたその時だった。
僕の鼻が美味しそうな匂いをとらえた。
「こ、これは！」
おいなりさん！と言いたかったけどそれとは別の美味しそうな匂い。
「…味見だけ、ええかな？」
匂いに導かれるようにして僕は台所へ向かった。
台所へ行くとマネさんたちが忙しそうにご飯を作っていた。
「雪たん〜」
白福「うあ、薙くんだ〜お腹すいたの？」
エプロン姿、似合う2人、うちのマネ。
うちのマネ凄いわ。感動。
料理を覗き込むと、2人はカレーを作っていた。
…うまそ
「匂いに導かれてん。なんや雪たんもかおりんも…美味しそうな匂いすんなぁ？」
白福「薙くん？」
「冗談や！ひと口くれってこと」
雀田「退いて！汗臭い！」
「傷ついた！見とけかおりん！木兎さんもビックリの活躍するし！」
バタンと台所を出ていってズンズンと体育館に戻った。
くっそー！結局なんも食べれずに戻ってきてもうたやん最悪！
「闇路ちゃん！」
闇「次の試合から薙スタメンな。しっかり働けコラァ」
「当たり前や！任しとき！」
さすがは闇路ちゃん。2つ名前をもつ最強の男…！
赤「期待してるよ、薙」
「ここにおる全員圧倒させてやるわ」
ーーーーーーーーー
薙が去った後の台所
清水「凄い勢いで帰っていったね…」
雀田「別に臭くなかったけど！ああでも言わないと帰んないんだよね」
実は薙相手に苦戦しているマネちゃんズ。
白福「あの子はああいう子なの〜」
谷地「なんだか少女マンガを見てる気分でした…」
白福「惚れるでしょ〜？あの子」
白福のにへらとした笑みには少しだけ誇りに思うような感情が浮き出ていた。
宮ノ下「私初めて見た時電流走った」
大滝「確かに！かっこいい！」
清水「まぁ…確かに」
雀田「あの子のプレーを見るともっと惚れる！」
梟谷マネに言われ、少しだけぶるっと震えた烏野マネであった。
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ゆりいぬ(プロフ) - レイさん» ありがとうございます！更新の励みになります！ (2020年5月23日 8時) (
レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりいぬ(プロフ) - takaneさん» ありがとうございます！続編では沢山絡ませる予定なので楽しんでくれると嬉しいです！ (2020年5月23日 8時) (レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - すごい面白いです！ これからも頑張ってください (2020年5月21日 1時) (レス) id: 18d15a85b4 (このIDを非表示/違反報告)
takane(プロフ) - めっちゃ面白いです！宮兄弟や烏野佐久早さんとの絡みとかも楽しみにしてます！ (2020年5月11日 0時) (レス) id: b3695628a0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりいぬ(プロフ) - ライさん» そう言っていたただけてとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年5月1日 8時) (レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりいぬ | 作成日時：2020年4月29日 12時
