Number7. 【irxs】

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口に含んだ瞬間、広がったソースの味。


そして噛むと、中からとろとろと出てきた甘いもの。


『うわっ…これチョコだ…』


でも思ったより美味しいかも、ソースは絶対いらなかったけどね。


メンバーの方を見ると、普通にもぐもぐ食べている人と、悲鳴をあげている人。


「僕お餅だよ〜、美味しい。」


「サツマイモ！なんか甘くて普通に美味しいわ。」


「まろソーセージだ、子供のころとか食べた気がする。」


笑顔でもぐもぐと食べているのは寒色組の３人。


とその一方、少しマズそうにしている３人も。


「ねぇぇぇぇぇぇぇ誰なのグミ持ってきた人…」


運悪くグミに当たったのはりう。急いで水に手を伸ばしている。


「…トマト…おぇ…」


あ、ないくんトマトじゃん！！やったね！


辛そうなないくんにはちょっと申し訳ないけど、こういうゲームだから仕方ない。


スマホを取り出して、こっそり撮影しておいた。


「…なんか…スナック菓子？何とも言えへん味…」


アニキは神妙そうな顔で食べていた。


スナック菓子にも種類あるもんなぁ…あれ梅味だったし。


まぁよかったよ…グミ当たらなくて。


でもまだキムチ残ってるんだよなぁ…それに同じ具材が入ってる可能性もあるわけだし。


うわぁ、楽しいけど怖さもある…


と、すでに２個目に手を伸ばす人が。


「ないくん早くない？」


「だってぇぇぇ…トマトの味早く無くしたいからぁ…」


『っふ、そんな不味い？』


一瞬笑いそうになったのを誤魔化して聞く。


「不味い！！無理！」


そう断言するないくん、笑うメンバー。


「トマト持ってきたの絶対Aやん、」


『え？なんでバレた？まろくんすご…』


笑いそうになったのバレた？


「いやもう顔とか話し方が確信犯なんよ…」


アニキまで…


「A…？？」


『ごめんって！！悪気は無い、し…っ』


「悪気あるやつじゃんそれぇぇぇ！」


ごめんごめん、と笑いながら謝っておく。


「りうら的にはグミ持ってきたやつしばきたい…」


まだ不味そうに顔をしかめているりう。


グミかぁ…誰だろ？


「っう、りうっ、ちゃん…大丈夫？」


と、横で初兎くんが吹き出す。


「あ！持ってきたのしょーちゃん！？」


それにすぐさま反応したほとくん。


あー…確かに持ってきそう。


「…覚えとけよこのはつうさぎ！」


思いっきり初兎くんのことを睨むりう。


「にっ…２個目行くよ〜！」

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