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Episode4. ページ5

りうらを連れまわした挙句、すぐに戻りたいなんて我儘になると思ったものの、体調を崩すよりはマシだと考えて中に戻る。


「マジ暑かった〜家のエアコンが恋しい……」


「あははっ、確かにそうだね。ここは空調効いてるからな……」


流石病院、とでも言うべきか。


エアコンは寒すぎない丁度いい温度に設定されている。


私も早く家帰りたい……ホームシックとかそういうのではないけど、これだけ長い期間いないのは初めてだからなんとなく寂しくなってくる。


「あ、りうらお茶買ってくるけど、Aなんか飲む?」


自動販売機を指さして私に聞いてきたりうら。


「ん−……どうしよう、炭酸飲みたいかも。お願いしていい?」


「OK炭酸ね。ちょっと待ってて!」


「よろしく〜!」


人の邪魔にならないように、隅の方へと避ける。


「っ……ぅ……」


その途中、とんでもない頭痛に襲われて一瞬立ち止まった。


……なんで?


今までこんなことなかったよね?こんな短時間で熱中症……?


さらに、尋常じゃないほどの眠気に襲われる。


目を開けようと頑張っても、自然と瞼が落ちてきてしまう。


なにこれ、どうなってるの……?


考えても答えは出なくて、りうらが帰ってくるのを待つ。


その間にも、頭の痛みはどんどん増していき、思わずしゃがみこんだ。


お願い、りうら……早く……


「ごめんごめん!お待たせ……って、A?どうかした?」


そう願っていると、りうらが心配そうに話しかけてくる。


「大丈夫だよ」と顔を上げようとした、その瞬間。


「っ……痛いっ……!」


ズキズキっと頭が痛み、頭を押さえて再びしゃがみこむ。


「A!?どうしたの!?」


ドサ、とりうらの持っている2つのペットボトルが床に落ちた。


「頭っ……痛い……」


ガンガンと何かで殴られているような痛みが走り続ける。


「どうしよう、とりあえず看護師さんとか……A!?」


体から力が抜けて、その場に倒れこむ。


ガシャン、と音を立てて点滴スタンドが倒れた。


そして、その音を最後に、私の意識はプツッと途切れてしまった。

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れん(プロフ) - 更新ありがとうございます! (8月28日 18時) (レス) @page22 id: f4dea89aed (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - Cometさん» 楽しみに待ってます (8月18日 10時) (レス) id: f4dea89aed (このIDを非表示/違反報告)
Comet(プロフ) - れんさん» コメントありがとうございます✨もう少ししたら更新できると思うので楽しみに待っていただけると幸いです……!応援ありがとうございます! (8月17日 23時) (レス) @page21 id: b9234993da (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - 面白かったです次の話が楽しみです!更新頑張ってください (8月17日 18時) (レス) @page21 id: f4dea89aed (このIDを非表示/違反報告)
Comet(プロフ) - 想羽〜souha〜さん» ありがとうございます……!更新停止気味ですが頑張りますね!! (7月2日 20時) (レス) id: b9234993da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Comet | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/irisuidei13/  
作成日時:2023年4月17日 19時

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