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『どういうこと？』
何を言っているの？
母「あなたには兄弟がいる。」
『えっ・・？』
母「ソンジュンっていうのよ。男の子。」
『うそ・・』
声が震える。
突然兄弟がいるなんて言われて動揺しない人が居るんだろうか。
なぜ母は急にこんなことを言い出したのか。
なぜ今まで黙っていたのか。
そして誰との子なのか。
疑問は次々と頭に溢れてくるのに、何一つとして言葉にできない。
母「驚くわよね。突然言われても。」
『・・・』
母「驚きついでに、もう一つ話してもいいかしら？」
『な・・に・・？』
母「Aは私の子じゃないの。」
・・・へ？
母「ソンジュンが私の本当の子ども。貴方はお父さんと愛人の子ども。」
『ごめん・・よくわかんない。』
ツーと涙が頬をながれる
ホントノコドモジャナイ？
母「ソンジュンも私と愛人の子どもなの。お父さんとお母さんね、お互い愛人がいたのよ。結婚する前に付き合ってた人。政略結婚だったから、2人の間に恋愛愛情なんてなかったわ。ま、家族愛としてはあったかもしれないけど。お互いわかってて結婚したのよ。」
『そんな・・』
母「Aのことは、うーん、、なんて言うか、姪っ子を世話してるような感覚だった。可愛いし、愛情はあるけど、ソンジュンに抱く気持ちとは違ったわ。」
『なんで、そんな・・話』
母「貴方ももう社会人になるし、いいタイミングだと思ってね。」
『その、ソンジュンって人はいくつなの？』
母「貴方と同い年よ。」
頭を金槌で殴られたようだ。
知らない兄弟がいて、その人が同い年だって？
父と母は同時期にお互いの愛する人との子どもを作ったと？
『ソンジュンさんは今までどこに？』
母「会社の近くのマンションよ。毎日会えるようにね。」
知らなかった・・
小さいときから母が度々家に帰らなかったのは仕事が忙しいからだと思っていた。
でもそれは、息子に会っていたからだったんだね。
『そっか。』
全てが線で繋がった気がした。
昔から父の溺愛ぶりは感じていたが、母からの愛は少し他人行儀だった。
父亡き後、なんの繋がりもない私の世話を4年もするのは苦であっただろうに、よく捨てずにこの家にいさせてくれたものだ。
むしろ、感謝しないといけないかもしれない。
混乱していたはずなのに、どこか冷静な私の脳が一つ答えを導き出した。
『私この家出ていくね。』
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Kojima-Yurina(プロフ) - ミンの甘露煮さん» はい！こちらこそ，宜しくお願いします！m(_ _)m (2022年10月23日 11時) (
レス) id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - Kojima-Yurinaさん» コメありがとうございます！引き継ぎよろしくお願いします☆ (2022年10月23日 11時) (レス) id: ff81f61bed (このIDを非表示/違反報告)
Kojima-Yurina(プロフ) - ミンの甘露煮様，初めましてm(_ _)m このお話凄く面白いです！ﾆｺ(*´꒳`*)ﾆｺ続き，楽しく読ませてもらいますね。 (2022年10月10日 7時) (レス) @page50 id: 3d3291bd67 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - ルルさん» コメありがとうございます。相変わらずの亀更新ですが、今後ともよろしくです！ (2022年10月2日 3時) (レス) id: ff81f61bed (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - まろんさん» コメありがとうございます。またちょろちょろと更新するので見に来てくださいね。 (2022年10月2日 2時) (レス) @page39 id: ff81f61bed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミンの甘露煮
| 作成日時：2022年4月9日 16時
