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『すみませんね普通の人で。失礼します。』






私は眉毛が凛々しいウサギの顔がついたピンクのスリッパを履き、広い家の中へと足を進めた。






ちゃんとスリッパ出してくれるあたり
・・優しいじゃん?



根は悪い人じゃなさそう、と少し口元が上がった








パタパタ

パタパタ





大理石の廊下を歩いてたどり着いたのは







『うわ・・』




ひろーーーーーいリビング







思わず感嘆の声が出る。





なんて広い・・これ、家?
なんか、本当に高級ホテルのロビーみたい。


あんまり見たら失礼だと思いながらも物珍しい豪邸に
キョロキョロっと辺りを見てしまう私の目




モノトーン基調のおしゃれな家具たちと、
あっ、ムートンラグ・・


予想的中!ふふw








JK「なに」ギロッ


『いえ、何も。』スンッ



しまった
変な目で見られた








リビングの奥へと進むと

大きな壁にメンバー7人の家族写真が飾られており、仲良さげなその写真に私は思わず立ち止まった。






仲間であり、友であり、兄弟

彼らにとっての家族がそこにはあって。





"いいな"




純粋にそう思った。

私には、そんな人がいないから。
そんな彼らが、ジョングクさんが羨ましい。








JK「あんたさ、」


『はい』





JK「まさかARMY じゃないよね?」


『あ、いえ全然。私アイドルに興味ないんで。ただ、この写真が素敵だったのでつい見入ってしまったんです。すみません。』




JK「これは僕の家族。僕の・・大事な家族だ。誰にも、傷つけさせない。」




"誰であっても"





真っ直ぐ、私を射抜くような視線に
胸が苦しくなった




"傷つける気なんてない"




それなのに、

何故かそれが言えなくて。







『わかっています。』




そう答えるのが精一杯だった。

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設定タグ:ジョングク , テヒョン , BTS   
作品ジャンル:恋愛
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ミンの甘露煮(プロフ) - BTSj.mj.kさん» 一挙公開しました!もう完結済みですので、検索してみて下さいね! (1月29日 20時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
BTSj.mj.k - ジンさんの小説絶対見ます! いつ頃に最新するか教えていただけたら嬉しいです!ジンさんの小説楽しみにしています!ファイティン! (1月26日 23時) (レス) id: 1ea5d65cc4 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - BTSj.mj.kさん» ありがとうございます!次はジンさんの初お話です。見ていただければ嬉しいなっ⭐️ (1月24日 12時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
BTSj.mj.k - ラストの話見ました!とてもよかったしグクとテテにサンドされるっていいですね!また新しいお話楽しみにしています!ファィティン!(返信遅くなってすいません!)>з<ñ (1月22日 0時) (レス) @page50 id: 1ea5d65cc4 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - BTS j.mj.kさん» テヒョンっぽいかな〜って思いながらw バンタンは基本全員優しさでできてますよね。次回ついにラストです。サラッと終わりたいと思います! (1月17日 8時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2023年12月1日 12時

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