34 ページ34
『私は日本人でビッチだから、人の男盗って、誰とでも寝るんだって。酷いよね。何にも知らないくせに。知ろうともしないのにさ、平気でそんなこと言いふらせる人って、人として終わってるよ。誰のせいで病院行くハメになったんだっつーの。あーチンチャ・・・ッ』
じわじわと目に浮かんでくる涙
落とさないように上を向いて目元を手で扇ぐと
鼻の奥がツンとした
『あはっ・・泣いたってしょうがないのに・・』
今でも鮮明に思い出す
あの時の、辛かった感情
教室を開けたときのあの空気
みんなの視線
心ない言葉
もう思い出したくもないのに
ずっと、私を捉えて離してくれない。
私はもう大丈夫
もう昔のことなんて
気にしてないって
思いたいのに
TH「ヌナ、こっちおいで。」
テヒョンは私を引き寄せると
優しく包み込んだ
じんわりと、身体中に広がっていく
テヒョンの体温がすごく安心する
あの頃言えなかったこと
本当に言いたかった相手はここにいないけど
心のどこかが少し溶けるのを感じて
『私、誰のことも、盗ってない・・』
気づいたら
そう口から出てた
TH「うん」
『私、ハーフだけどっ・・日本が好きだけどっ、韓国人なんだよ・・っ』
TH「うん、そうだね」
背中に回る腕が
さっきよりも少し強くなる
大丈夫だよ、1人じゃないよって
言ってくれてるみたい
『私、、私はっ・・ビッチなんかじゃ、っないよ!』
テヒョンの服を握りしめて
テヒョンの胸に叫んだ
『私は汚くなんてない!言ってること、全部間違ってる!!バカじゃないの!!』
ギュッ
JK「僕もいるよ。僕も、ヌナの味方。」
優しい腕と逞しい腕
2人に包まれて
私は声が枯れるまで泣いた
883人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミンの甘露煮(プロフ) - BTSj.mj.kさん» 一挙公開しました!もう完結済みですので、検索してみて下さいね! (1月29日 20時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
BTSj.mj.k - ジンさんの小説絶対見ます! いつ頃に最新するか教えていただけたら嬉しいです!ジンさんの小説楽しみにしています!ファイティン! (1月26日 23時) (レス) id: 1ea5d65cc4 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - BTSj.mj.kさん» ありがとうございます!次はジンさんの初お話です。見ていただければ嬉しいなっ⭐️ (1月24日 12時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
BTSj.mj.k - ラストの話見ました!とてもよかったしグクとテテにサンドされるっていいですね!また新しいお話楽しみにしています!ファィティン!(返信遅くなってすいません!)>з<ñ (1月22日 0時) (レス) @page50 id: 1ea5d65cc4 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - BTS j.mj.kさん» テヒョンっぽいかな〜って思いながらw バンタンは基本全員優しさでできてますよね。次回ついにラストです。サラッと終わりたいと思います! (1月17日 8時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2023年12月1日 12時