グテサンドイッチ【TH・JK】

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キュッ

キュッ




『あれ？』



蛇口を捻るがシャワーヘッドからお湯が出てこない






『何でだろ・・・』




この家のシャワーは天井ヘッドと、シャワーヘッドの2通りに切り替えることができるんだけど

(海外のホテルとかによくあるやつ)




私は"ある理由"から
シャワーヘッドしか使えない





だから

壊れられたらすんごく困る









コンコン




『もしもーし。』





無駄に蛇口をノックしてみるけど

お湯が出るわけもなく。(そりゃそうだろ)






『諦めるか。』




面倒くさいが近くのチムジルバンにでも行こう


そう思ったら









ポタ・・・ッ







『ん？』






一粒落ちてきた水






次の瞬間









ザァアアアアアーー！！！！！


『キャァ！！』







天井ヘッドから
降ってきた大量の水








『ハッ・・あっ・・ハァッ、いやっ・・ハァッ』






怖い


怖い


怖い






膝に力が入らなくなり
崩れ落ちる









助けて

誰か・・







ガラスのドアに手を伸ばす


『・・っ、くっ』





体が痺れたみたいに前に進めない


床に這いつくばって両手で頭を覆うが
そんなことしたって、少しの助けにしかならない










容赦なく降ってくる水は

確保した僅かな空間にも入り込み
酸素さえも吸い取ってしまう







『テヒョ・・ア・・！』



絞り出した声と引き換えに口に流れ込む水






『ゲホッ！ゲホッっ、ハァッ・・』








お願い

ここから




出して











"もうやめて"

"お願い許して"

"私が何したっていうの・・"









徐々に暗くなる視界の片隅に見えたのは


昔の記憶の残像とタトゥーがたくさん入った腕











『ジョ・・グ・・さ・・』















＝＝


















JK「・・・ろ！」




JK「・・・しろよ！！」








頭の中で山びこみたいに響く

ジョングクさんの声







TH「ヌナっっ！！」






あ・・




テヒョンの声も聞こえる







私、、


1人じゃないんだね・・






身体中に感じるぬくもりは

2人が与えてくれてるの？





ヌナね、あったかくて

幸せだよ

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