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元々、荷物なんてなかったけど

よーく見てもやっぱり荷物はほとんどなかった









業者「以上でよろしいですか?」


『はい、よろしくお願いします。』







改めてがらんとした広い部屋を見渡すと

鼻の奥がツンとした











この広い家はユンギが結婚前から持ってたもの

なんなら税金対策で、もう一つ事務所からすぐのワンルームマンションも持ってる




普段彼はそこに泊まることが多くて、
私はこの広い家にほとんど1人で住んでた


仕事場から近いとユンギが体的に楽だからよかったけど






私はただ

寂しかった












ずっと忙しい人だった


それは今も変わらなくて
それでもいいと思ってた


それをわかってて、プロポーズしたんだから





でもね、

結婚記念日の今日


彼に電話したの







別れようって






本当は別れたくなんてないし、今だって愛してるし、
ユンギのこと考えるだけで胸がキューンってなるし、
歯茎全開で笑う顔とか、大きな手とか、猫背な広い背中とか、一緒にアイス食べてくれるところとか・・




挙げたらキリがないし
好きで好きで堪らない。








でもね、


想像してたより
覚悟してたより




ずっとずっと



あなたが好きすぎて
あなたと離れてると辛いの





今日は帰ってくるかも、
今日は話せるかも
抱きしめてもらえるかも


勝手に期待して、勝手に裏切られて
勝手に涙が出てくる






テレビをつければ、あんなにあなたを見れるのに
街を歩けば、あんなにあなたを見れるのに

私の目の前にあなたはいない












勝手言ってゴメンね
ユンギ








私のプロポーズから始まったこの結婚生活

終わらせるなら私からがいい








たまたまコンビニに出会って
たまたまそれが重なって
アイドルのSUGAじゃなくて
ユンギっていう人をどんどん好きになった



勝手に運命だなとか、縁みたいなもの感じて
告白とか付き合うとか色々すっ飛ばしてプロポーズして
ユンギは何も迷わず、すぐに返事をくれた








でもユンギ本当は

私のこと好きじゃなかったのかな?






そんなこと、、


考えちゃう

8→←6



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設定タグ:BTS , SUGA , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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ミンの甘露煮(プロフ) - 名などないさん» コメありがとうございます!楽しんでいただきよかったです🫶新しい作品書きかけてますので、またご覧いただければ幸いです☺️ (3月25日 20時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
名などない - 本当に面白いお話でした! (3月25日 20時) (レス) @page50 id: 2206d7c546 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2024年2月16日 20時

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