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"あ、"
数歩ほど進むと後ろから声がした
ん?
"運動は昼にしろよ。夜は、危ないから"
それほど大きくもないのに
よく通る低い声
『えっ?』
慌てて振り向いたけどもう私の方は見てなくて
彼は食パンの袋をぐるぐる回しながら角を曲がった
『ノールック、心配コメント?w』
今の私に言ったんだよね?
まるで彼氏みたいな言葉に
私の胸はトクンと脈打った
『あぁいうのを、リアコ製造機って言うんだ・・。』
あざとくない
なのにキュンときた//
『あーあ。こんなの、、報われることないのに』
真っ暗な空を見上げて
苦笑いした
『マジで、好きになっちゃったじゃん・・』
実らないとわかってるのに
もう恋することはやめられそうにない
これが、沼というやつか。
私は彼が曲がった角をしばらく見てた
==
『あー・・懐かし。』
あのデカいバニラアイスを食べながら
彼に落ちた日のことを思い出していた
ドラマみたいな
運命的な出会い
なんならネタ提供するからドラマ化してほしいくらいだ
今思い出しても
キュンキュンしちゃうもん
【D-600】
『ふふw また会いましたね』
たまにコンビニで会うのが頻繁に会うようになり
【D-540】
YG「ダイエットなのに、デカいカップ食べていいのか?w」
『じゃあ、半分食べてくれます?w』
YG「ん。」
冗談で言ったのに彼が本気にしちゃったり
【D-480】
YG「今日はバニラじゃねぇの?」
『今日は誕生日なんで、イチゴです。』
YG「もっと早く言えよ。祝ってやる。」
コンビニじゃない場所でも会うようになって
【D-365】
『ユンギさんって、彼女いないんですか?いないなら・・私と結婚しませんか?』
YG「ん、しよ。今日からよろしくな。」
色々ぶっ飛ばした私のプロポーズを
吸水スポンジみたいに受け止めた
なのに、
【D-day】
『ねぇ、ユンギ。アイス全部食べちゃうよ?半分食べてくれないの?』
結婚記念日という大事な日に1人きりの
こんな結婚生活になるとは、
夢にも思ってなかっただろう
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ミンの甘露煮(プロフ) - 名などないさん» コメありがとうございます!楽しんでいただきよかったです🫶新しい作品書きかけてますので、またご覧いただければ幸いです☺️ (3月25日 20時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
名などない - 本当に面白いお話でした! (3月25日 20時) (レス) @page50 id: 2206d7c546 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2024年2月16日 20時