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『出さないで、私に返して!』


YG「えっ、ど、どういう」





必死な私にびっくりしてるユンギ






『お願いだから返して!』






思わず彼のTシャツを掴んでしまったとき









「Aどうした?そこにいるのか?」




カーテンの向こうから
うちのマネオッパの声がした







『あ、』




しまった
ここ飛行機の中だった



今更口を塞いだけどもう遅い
必死すぎてまぁまぁ大きな声が出てたかもしれない






どうしようと焦っていたら

失礼します、とカーテンを開けてマネオッパが入ってきた






私は慌てて通路側に立って
服でゴシゴシと涙を拭った







マネ「寝ないで何してる。トイレに起きたらお前がいないから心配したぞ。」



『すみません』




マネ「うちのがすみません。ご迷惑をお掛けして」



YG「いえ、仕事の話をしてただけです。迷惑ではないですよ。」






マネ「ほら、行くぞ」




マネオッパが私の腕を引いたとき

もう片方の腕がユンギに引かれた






YG「まだ話したいことあるんですが、いいですか?」




マネ「え、えぇ。大丈夫か?A」




私の赤い目に気づいたからか
マネオッパは心配してくれている






『大丈夫です。先に寝ていて下さい。』



マネ「そうか。では失礼します。」





やはりまだ心配そうな顔をしながら
マネオッパは再びカーテンを閉めて出て行った










YG「座れよ。」



彼はさっきみたいに座面を叩いた





『・・うん』















一旦話が途切れたから再び話し出すのを
少し戸惑っていた

さっきは勢いで言えたけど
冷静になると少し気まずい






するとユンギが先に口を開いた






YG「マネージャーと仲がいいんだな?」




そう言って私を見る彼の目は
さっきより少し鋭かった

どうしたんだろう
マネオッパに嫌な思いをしたのだろうか
オッパは私を心配してくれただけなのにな







『仲はどうだろ・・悪くはないよ。副業でモデルしてる私には勿体ないほどよく仕事が出来る人で、色々面倒見てくれてる。』




YG「独身か?」



『え、ううん?実はあぁ見えて3児のパパなの。見えないよね。』




彼は、"へぇ"と一言いって
窓の外を見た






YG「じゃあ、テミンとは?」




『え、テミン?』



なんでテミン?




YG「あの店で買ったの、テミンにだろ?」

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設定タグ:BTS , SUGA , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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ミンの甘露煮(プロフ) - 名などないさん» コメありがとうございます!楽しんでいただきよかったです🫶新しい作品書きかけてますので、またご覧いただければ幸いです☺️ (3月25日 20時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
名などない - 本当に面白いお話でした! (3月25日 20時) (レス) @page50 id: 2206d7c546 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2024年2月16日 20時

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