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キィーンとゴォォォーという音が鳴り響く機内





これはなんとか音っていって、よく眠れる音だそう

でもそれは一般的な人にであって今の私には当てはまらない







怒涛の撮影を終え
私たちは韓国に帰る飛行機に乗った



ベルトサインが消えた後
一斉にシェードが閉められ周りのスタッフさんは電源が切れたように眠り出した


きっと撮影のために色々準備で寝不足だったんだろう
向こうでもありとあらゆる準備や手配など、頭が下がる







私だって


初めての海外での撮影
うだるようなタイの熱風

縛られて走ってまた縛られて走った




本当なら爆睡してるはずだけど

まだ眠れずにいる














あれはついさっきのことだ



〜〜



空港でできた僅かな待ち時間

テミンへのお土産を買おうと免税店に立ち寄った時
どこの国の人かはわからないけど男の人に声をかけられた




「※⬜︎⚪︎△×⭐︎」



 

何語?
英語ではないし日本語でもない

とにかく私の知ってる言語ではなかった





『Ah・・』



下手に喋って誤解されても嫌だし
かと言って何か言わないと離れてくれなさそうで困ってたら








YG「Hey hey, What are you doing ? She’s my wife. You don’t touch her.」



サングラスに黒キャップ黒マスク柄シャツのユンギが
私の肩に触れたその人の手をパシッと払い
私を背中に隠してくれた





「Oh,sorry about that.」




今まで英語なんて受け付けないぜって勢いだったその人は
何とも流暢な英語を話して去っていった



何だったんだ






『ありがと・・ございます。』




ペコリと頭を下げると





YG「一人でうろつくな。早く戻れ。」




怒ったようにそう言って
私をみんなの元へ帰らせた



〜〜






あの時ユンギは


She’s my wife



そう言った








あんな誰に聞かれるかわからない場所で







"スタッフを守るためにでまかせを言った"

そう説明すればそれで通用するかもしれないけど





守ってくれたことが嬉しくて
でまかせなんかじゃないって思いたかった





もし

まだそう思ってくれてるなら




私たちやり直せるかな

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設定タグ:BTS , SUGA , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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ミンの甘露煮(プロフ) - 名などないさん» コメありがとうございます!楽しんでいただきよかったです🫶新しい作品書きかけてますので、またご覧いただければ幸いです☺️ (3月25日 20時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
名などない - 本当に面白いお話でした! (3月25日 20時) (レス) @page50 id: 2206d7c546 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2024年2月16日 20時

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