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しつこかったパリピ野郎は
指輪を見るなり私に興味をなくし、
瞬く間にどこかへ消えた





『はぁー・・』




薬指にあるキラキラと光る大きな透明の石





"これ、俗に言う給料3ヶ月分ってやつ?w"

"んなわけあるか。ナメんな。"





結局いくらかは教えてくれなかったけど

普通の会社員では一生買えるわけがないこの指輪は
こうして別れた今も私を守ってくれた







『いつまでも、はめてちゃダメなのにね。』





彼に返すことができなくて
未練たらしく持ってきてしまった


自分から言い出したのに
ユンギとの繋がりを
完全にたちたくないなんて






『ワガママ過ぎて呆れちゃう』




大きな独り言を漏らしてしまった








「何に呆れるんだ?デカい独り言だなw」



『えっ?』






声がする方を振り返ると

ケラケラと笑う






"彼"がいた



















『なんだ、テミンか。』



TM「言い方」









テミンはSHINeeというグループでアイドルをしてる
私とは高校の同級生で、ユンギとは音楽番組で仲良くなった


彼は、私とユンギの結婚式に参列した唯一の友人であり
大切な司会者様でもある







『こんなとこで、何してんの。』



かの有名なアイドルが
こんな道端にいるなんて





TM「別れたって、ユンギから電話がきたんだけど。なんでお前からは連絡がこないわけ?」



『それは・・ごめん。』




彼は私の会社前で私が出てくるのを
待ち伏せしていたらしい

(残業してたらどうするつもりだったのよ)





TM「ま、いいけど。その割に、、」





テミンは私の左手を取った





TM「未練タラタラの様子だけどねぇ?w」


『や、これは、、抜けないだけよ。浮腫んでるの!』




ドキリとした
だって未練タラタラだもん





TM「ふーん?w わ、なんか人集まってきた!ちょ、こっち!!」


『うわっ!ちょっと、、』

















テミンは私の手を引き黒いバン乗せると
行きつけのお店へ連れ込んだのだった




TM「いや、だから言い方。連れ込んだなんて人聞きの悪いっ」



『事実でしょ』




向かいに座るテミンは怒りながらも
慣れたように料理を注文する

もちろん私の好物も忘れずに

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設定タグ:BTS , SUGA , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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ミンの甘露煮(プロフ) - 名などないさん» コメありがとうございます!楽しんでいただきよかったです🫶新しい作品書きかけてますので、またご覧いただければ幸いです☺️ (3月25日 20時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
名などない - 本当に面白いお話でした! (3月25日 20時) (レス) @page50 id: 2206d7c546 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2024年2月16日 20時

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