トイレの女神様、実は男【YG】

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『ねぇ、風邪引くよ。』





この人が眠り出してからかれこれ1時間

時間は深夜0時を回った




すっかり季節が冬になった韓国は
ヒーターをつけていても寒い





それなのに綺麗な顔して眠ってる神様は揺すっても、ツンツンしても起きる気配がない。






本気で朝まで眠るつもり？








『はぁ・・しょーがないな。』





世話の焼ける神様だこと。







私はクローゼットからモフモフのブランケットを取り出し
丸まった身体にかけた



(一応神様だし大切にしないとね)









YG「ん・・」




あったかくなったのか
縮こまっていた身体が伸びてくる



神様も人間と一緒で寒さを感じるらしい

不思議だなぁ。。





そんなことを思いながら近くで観察する






『睫毛、意外に長いのね・・。』




鼻筋もスッとしてるし、口角の上がった唇は程よくピンク色。

手は結構ゴツゴツしてて男の人って感じ、でも白くて指が長くて綺麗。

華奢かと思ったけど、それなりに肩幅もあるし、、筋肉もありそう。






なんか、アイドルみたい。



















"お前が綺麗になったから"








この人はさっきそう言ったけど、
別に私は綺麗なんかじゃない










『綺麗っていうのはね、神様みたいな人を言うんだよ。』












"A先輩って、化粧下手だよね！ってかほぼすっぴん？"

"化粧も仕事のうちだって研修で教わりませんでした？って言ってやりなよw"

"本当よねぇーw 特に先輩はしっかり化粧しないと私と違って地味な顔なのにさw"

"きっと彼氏もいないよねw"

"いないいない！毎日残業してるし！"

"キャハハハ！！！"







所詮私は

地味な顔だし。

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