トイレの女神様、実は男【YG】

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キョロキョロと狭いトイレを見渡すけど






私しかいない





こんな夜遅くに誰か来るわけもないし










幻聴とか




『え、、キモ。』




疲れてんのかな。。












「・・誰がキモいって？」














『・・・』







え




やっぱり声する？
幻聴じゃないの？














『・・・あの、、誰かいますか？』











「いるけど？ってか、お前さっきから声聞こえてんだろ。」









『・・っ！！』



ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい









これは、



いる。






絶対いる。







幽霊だ！(´⊙ω⊙`)







なんで話しかけたの！
なんで問いかけたの私！！！！






どうしよ

どうしたらいい？










「おーい」








背中に嫌な汗が流れるのがわかる







幽霊なんて
信じてなかったのに





信じるしかない









「おーい！・・って無視かよ！！」









声低いからもしかして、、、





悪霊？！





目合ったらやられちゃう？

黄泉の国に連れて行かれるパターン？







無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理









頭の上の方から降ってくる声に
聞こえないフリをして











『・・っ』




私はこれ以上いらぬことを言わないように
慌てて口を両手で塞いだ






そして、






抜き足

差し足

忍び足







息を止めて
そろーり、後ろ向きでトイレから出て







カッ・・チャン





静かにトイレの扉を閉めた



















拝啓


おばあちゃん






トイレには女神様じゃなくて、
幽霊が住んでるの間違いではないでしょうか？





しかも、悪霊が。




孫より

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