トイレの女神様、実は男【YG】

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ユンギさんは、家に帰ったんだろうか。




それともあの美女と、こんな朝っぱらから
あんなことや、こんなことでもしているのだろうか。





ヤダ、ヤダヤダヤダ！！！

そんなの、してほしくない。






『はぁ・・』




ユンギさんと暮らすようになっていつのまにか半年も経つのに今だに私はユンギさんのこと、よく知らないんだな。






せっかく休みを取ったのに、あんな場面に出くわすなんて。





『はぁ・・』









家の近くの公園であーだこーだ考えてたら
お昼のチャイムが鳴った。





やっぱり家帰ろうかな、
ユンギさんに会いたいな


あの美女がもし彼女でも、ユンギさんはうちのトイレの神様だから、どこにも行かないよね？そうだよね？





ベンチから立ちあがろうとした時、




「ねーねーオネェさん。」



『ふぇ？』




頭の上から声がした。








「さっきからため息ついてどうしたの？」



『え・・』




しかも1人じゃなくて

複数名









『何でもないです。もう行きますから。』







「いやいや、ちょっと待ってよ〜。悩みなら俺ら聞くよ？」



『別に悩んでないです。』






なんなのこの子達

どう見ても大学生だし、こんなとこで何してんのよ。
授業出るかバイトでもしなさいよ。






「オネェさん綺麗だし、俺らとカラオケでも行かない？」



『行きません。』




「うわぁー、ツンデレ系女子？！俺ますますタイプゥ〜！」





何勝手にタイプに認定してくれてんのよ





『どいてください。』



「え、抱いてください？w」




『は？』




もういいってそのノリ。しんど。






「そんなにシタいなら、全然？」



『あのねぇ・・！』
YG「何をしたいんだ？」





「え、誰。」





YG「そいつに何したいんだって聞いてんだよ。今言ってたろ？」



「黙れよオッサン。」





YG「誰に口利いてんだ？クソガキが。」




『ユン、ギ・・』





ユンギは私を背中に隠すと







YG「ガキは黙って勉強してこいよ。」




そう言って一瞬左腕を動かした。









ザクザク



すると砂利を何人かが歩いていく音がして
よく見るとさっきの子達だった


チラッと見えた顔は無表情で、
催眠術にでもかかったみたい










YG「さ、家帰るぞ。」




ユンギさんはそう言って私の手を取った

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