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今までだったら、仕事のこととか、同僚に何言われるかとかを気にしてなかなか休みをとらなかったけど、
この1週間
ユンギさんと今まで以上に一緒に過ごそうと思った。
大邱に帰ったり、お買い物したり、映画みたり、一緒に料理もして、、
2人だけの楽しいこと、するつもり。
もちろん、私の気持ちも伝える。
電車を降りて早足で歩いていると
横断歩道の向こう側にユンギさんを見つけた。
『ユン・・・え、』
手を振ろうと大きく挙げた片手は
呼べなかった彼の名前とともにゆっくり下へと降りた。
なぜなら、
絵に描いたような美女が
ユンギさんの腕に自分の腕を回していたから。
歩道の信号が青に変わり
2人が私の方へ歩いてくる。
何かのドラマでも観ているようなスローモーション
思わず目を閉じた私のすぐ横を
2人は颯爽と通り過ぎて行った
『なんだ・・神様にも彼女いるんじゃん。』
またひとつ
ユンギさんの情報を得た
知りたくはなかった
情報だったけど
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YG side
Aは今日朝早くに出社した。
たくさん、美味しそうなおかずを入れたお弁当箱を持って。
その横顔は何だか楽しそうで、幸せそうで、
"あぁ、恋してるんだな"
そう思った。
もちろん相手は俺なんかじゃなくて、ちゃんと人間で、きっとあのイケメン課長だと思う。
何でイケメンって知ってるのか前にAは聞いたけど、
・・実際見たから知ってんだ。
ほんの出来心?いや、親心か?
どんな奴なのか、心配だったから。
俺がいなくなった後、
ちゃんと俺の分までAを守ってくれる奴かどうか、自分の目で確認しておきたかった。
大丈夫、あいつなら、、
Aの少しマズイ手料理も、幸せそうに、アルパカみたいな顔して食ってくれるさ。
やっぱり少し、いやまぁまぁ妬けるけど、
Aのこと、頼むよ。
俺もうだいぶ、、
キツくなってきたからさ。。
「ユンギ、大丈夫?あなた、、1人で歩くのも辛いの?」
YG「悪いな、腕持って支えてくんね?」
"同業の、同期のよしみでさ"
「しょーがないわね。人間になんて恋するからよ。バカユンギ。」
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ミンの甘露煮(プロフ) - けぃたんさん» コメありがとうございます!ピッカピカにしてきてくださいね!いい事あるかも〜?❤︎ (9月4日 11時) (レス) @page40 id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
けぃたん(プロフ) - とてもいいお話でした。トイレ、綺麗にしてこよ〜 (9月4日 9時) (レス) @page40 id: 17b7ddcd96 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - 紗菜さん» 帰ってきてくれて本当によかった。甘露煮もこんな素敵な旦那さん欲しいです。ユンギさんがいたら、仕事頑張れますw これからもよろしくお願いします⭐️ (9月4日 8時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
ミンの甘露煮(プロフ) - アイリさん» 気に入って頂けてよかったです!ユンギさんの猫背は何故か可愛いの、何ででしょうかw これからもよろしくお願いします⭐️ (9月4日 8時) (レス) id: b88aa79b26 (このIDを非表示/違反報告)
紗菜(プロフ) - 神様が恋をしたら、素敵な旦那さまになりました。お帰りなさい。ユンギさん。素敵なお話、有難うございました。 (9月4日 6時) (レス) id: fe6f9b54b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2023年9月2日 0時