トイレの女神様、実は男【YG】

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ガチャ



『ただいまー！』







ユンギさんの特製弁当のお陰で元気いっぱい仕事できた私

頭は回るわ、キーボードの打つ手は高速だわ、過去最高レベルで仕事をこなし、久しぶりに定時退社した。










YG「おかえりー」



のっそりと玄関近くまでお迎えに来てくれたユンギさんに








YG「うおっ！」







私は思わず抱きついた




自分でも昨日会ったばかりの人にこんなことするなんてびっくりだけど、勝手に動く体を止められなかった










『ユンギさん！ありがとう！お弁当すごく美味しかった！おばあちゃん・・の味っ・・ヒック』






YG「おうおう、よかったよ。」




ユンギさんは控えめに私の背中をトントンする









YG「Aは、ばあちゃん大好きだったもんな。」




『うん』




YG「晩飯、好物のポックンパだけど。先に食うか？w」




『食べる！すぐ着替えてくる！！！』





短い廊下を走る私の背中にユンギさんのカッカッカという笑い声が聞こえてくる










私のこと、すごく知ってくれてるユンギさん


おばあちゃん以外に安心できる人に出会えて





なんか、

すごく幸せだ。



















『ご馳走様でした！』



YG「はい、よく食いました。」





ユンギさんの料理は本当に本当に美味しくて
3人前はあっただろうという量をほとんど1人で食べた






YG「それにしてもよく食うな。一体どこに入んだよw」



胃袋はブラックホールか、と笑ってる




そんなユンギさんはほとんど食べてない





『ユンギさん、少食過ぎない？』




YG「あ？まぁ、、俺メシは食わなくても死なねぇから。」





神様の身体に人間界の食糧は不要らしい。





『でも朝コーヒー飲んでたよね？』


YG「あれは美味いから好き。」






『へぇ。』






あ、そうだ。

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