そこにいたのは ページ7
YG side
俺のバイト先にAがきた
っていうか、いた
出勤すると
カウンターに似てる人がいるなぁーと思ってたらAだった
朝起きたらもういなくて、あー仕事行ったんだと思ってたのになんでいんの？
嬉しいよ？でもさ、
なんかオーナーと楽しそうに話ししてるし・・気に入らない
Aがいるなんてテンション上がるけど、仕事失敗しないかなって不安になる
とりあえず早く着替えてこようと俺は足早にバックヤードへ向かった
着替え終わってホールに出ようとしたら
聞こえてきたのは2人の話し声
オーナーはAのこと呼び捨てだし
Aもオーナーをソクジンって呼び捨て
あの雰囲気は
ただの知り合いレベルじゃない
俺の、元猫の勘がそういってる
オーナーがライバルならかなりキツイけど
俺は今Aと一緒に住んでるし、一緒に寝てるし俺の方が一枚も二枚も上手だから大丈夫だと思ってたのに
俺は
"ただの知り合い"らしい
普通にショックだった
まぁでも恋人でもねぇし？じゃあどんな関係だよって感じだけど、俺が言いたいのはもっとなんかあったんじゃねぇの？ってこと
"ユンギヤー注文入ったよー"
オーナーが俺を呼ぶ
YG「ミン・ユンギ。ヘマすんなよ。」
情緒不安定な俺自身に喝を入れ、気持ちを切り替えるように
ふぅーっと息を吐きホールへ一歩踏み出した
JN「ユンギヤ、スペシャルブレンド一つね」
YG「はい」
注文したのがAだから
俺はいつもより丁寧にコーヒーを淹れた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 606人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミンの甘露煮
| 作成日時：2023年6月6日 21時
