私が猫を飼った日【YG】2 (ページ42)

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おまけ　白猫vs黒猫　後編ページ42

カチャ

ドアを開けると
ベッドにはスヤスヤと眠るA

よかった

顔色は悪くない

・・ん？

「お前誰だ？」

Aの胸元に座り
クリクリとした大きな目で俺を見上げる奴

ミャー

"お前こそ誰だ"

そう言っている
俺にはわかる

「Aは俺のだ。離れろよ。」

そう言ったのに

俺をガン無視して胸元に顔を擦り付けやがる

何こいつ！！嫌い！！！

俺の指定席を無断で奪ったクソ生意気な態度の野郎を退かせようとしたら

シャッ！とクソ生意気に引っ掻きやがった

「お前・・いい加減にっ」

ブチギレフラグが立ったところで

『あれ・・ユンギ、もう帰ってたの・・？』

おかえり〜って、ふにゃふにゃの笑顔でサラッとフラグ回収したA

「誰こいつ」

『誰って・・w クロちゃんよ、今日駐輪場で拾ったの。』

ずぶ濡れで鳴いてたのよ？って野郎を撫でてるA

俺が泣きたいよ

「なに、飼う気なの？」

『ううん。ジウがね、飼いたいって言ってるから今日だけ。』

ねぇークロちゃん、って頬擦りしてんじゃねぇよ

「・・やめて」

『え？』

大人気ない

今の俺の態度はそれに当てはまる
そんなのはわかってる

でも気にいらねぇもんは気にいらねぇんだよ

「それ以上、そいつを可愛がるな」

『なに怒ってんのw』

「ダメなもんはダメ！浮気！不倫！！」

『ふふw 子猫にヤキモチ妬くなんて、本当パボ・・w』

パンツ一丁で子猫にヤキモチ妬く夫に呆れながら
Aは野郎をタオルが入った洗濯カゴに入れた

『おいで、ユンギ』

ギシッ

ギュッ

『もぅー髪がびしょ濡れだよ？w 体も冷え切ってるし。ほんと困ったヨボだねぇw』

冷えた俺の心と体にAの温もりが入ってくる

YG「風呂、一緒にはいろ？」

『ふふw しょーがないなぁ。手の傷も手当しないとね？』

＝＝

翌日

ジウとジミンがくるまで
白猫と黒猫の戦いは繰り広げられた

ほんっとしょーもない戦いすぎて説明する気にもならないけど、ヤキモチ妬くユンギが可愛すぎたw

クロちゃんがジウと帰ってやっと訪れた平和

さっきまでの光景を思い出して笑ってると

「なに笑ってんだよ」

ムスッとしてる顔も
可愛くて

『猫、飼おうかな・・』

冗談で言ってみる

YG「はぁ？！」

『ウソよw 私は白猫ユンギが1番だから』

白猫vs黒猫

完