おまけ 白猫vs黒猫 中編 ページ41
シャンプーしてサラサラの毛になった
私と子猫
『ヤー。君ってアイドルみたいな顔してるね』
チロチロと小さな舌でミルクを飲む子猫を見ながら思う
クリクリの目と口角の上がった口、シュッとした顎に小顔ときた
『ユンギが子猫の頃とはまた違うなぁ〜』
Aジウ。イケメン拾ったけど、どう?【写真】
ジウウワァ!!是非ともうちの子にしたい!
A明日休みだからおいでよ。
ジウ絶対行くっ!!ジミナも連れて行くねー!!
ふふ
『よかったね。君の運命も、変わるかもよ？』
「ミャー？」
ジウが一目惚れしたっぽい
無理なら私が飼えばいいなって思ってたけど、ジウが飼ってくれるならこの子も幸せに暮らせると思う
ふわぁああ
安心したら眠くなってきた
ふわぁああ
一度出たら止まらないあくび
ユンギは今日遅番だし、まだまだ帰って来ない
晩ごはん作りたいけど・・後でもいいかな
『一寝入りしよ』
あの雨の中帰って来たから疲れちゃった
『クロちゃんおいで〜』
ユンギが小さかった頃のように呼んでみると
シュタッとソファから降りてこちらへやってくる黒猫クロちゃん(仮称)
あぁ
可愛いな//
私もすっかり猫好きだな、なーんて考えながら私はクロちゃんを抱きしめて眠りについた
＝＝
YG side
台風の影響で早くに店が閉まり、俺は予定よりも2時間早く帰ってきた
カフェは家から歩いて10分程だからずぶ濡れにはなるけど問題なく帰って来れる
「ただいまー」
玄関のタイルはびしょ濡れ
Aも相当濡れて帰ってきたらしい
「A〜？」
うちの可愛い奥さんは・・
お迎えに来てくれないようだ
「帰ってきたんだけどー？」
「なぁー寂しいんだけどー？」
俺はぐっしょりと濡れた服を玄関で脱ぎながら
いつものように来てくれるのではないかと期待を込めて独り言を言い続ける
あれ、もしかして体調崩して寝てるのか？
あの雨で風邪ひいちゃったのか？！
一気に心配になって
俺はパンツ一丁で寝室へと向かった
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作者名：ミンの甘露煮
| 作成日時：2023年6月6日 21時
