私が猫を飼った日【YG】2 (ページ36)

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プレゼントはページ36

食事後

いよいよプレゼントを渡す時がやってきた

ユンギが食器を片付けてくれている間に
私は隠してた物をクローゼットから引っ張り出し
ダイニングテーブルに持って来た

真っ赤な箱には
ユンギが似合いそうな真っ黒な腕時計が入ってる

『ねぇユンギ、プレゼントなんだけど、』

膝に乗せてある箱を出そうとしたら

YG「俺、欲しいプレゼントあるんだよね」

『え、、』( ˙-˙ )

聞いてない

ってか聞いたけど、あの時
"Aがくれるのだったら何でも嬉しい"
なんて可愛いこと言ってたじゃん？！

『えっと・・もう用意しちゃってるんだけど・・なんなら今から渡そうかと思ってたんだけど』

一瞬にして箱を握ってる手に変な汗が出て来たよ？

YG「あ、それはもちろん貰う！でも、それとは別にあるんだ。」

え？？

ええ
いいですとも？

私の時豪勢にしてもらったんですから
なんなりとお申し付けください

YG「はい、これ。」

渡されたのはブルーの封筒

『ん？これなに？』

YG「それ、名前書いて俺にちょうだい。」

『ん？んん？え、名前？何で？』

ちょっとよくわからない

でもユンギの表情は至って真剣で

YG「Aのサイン、俺が欲しいプレゼントだから」

『ふ、ふーん？w おしゃれなサイン書けないけどそれでいいの？』

YG「あぁ」

『ユンギったら、ただの私のファンじゃ？ww』

YG「いいから早く書いてよ・・」

『なによーw はいはい、書きますよ』

丁寧に封をされた封筒をゆっくり開けると
前にいるユンギがゴクリ、と唾を飲むのが聞こえた