晩ごはんのリクエスト ページ35
2人が帰り、ユンギと私だけの夜がやってきた
『ユンギ、晩ごはん何がいい?お誕生日だから、何でもリクエストしていいよ〜』
冷蔵庫にはたんまり買い込んだ食材があるから何でも来いっ!!
YG「何でも?」
『うん、何でも!』
じゃあ・・、そう言ってユンギはキッチンにやってきて
ギュッ
『・・ん?』
YG「先に食べる」
『うん、だから何を?』
YG「Aを」
『えっとー・・』
YG「なぁ、それわざと?それともただ単に鈍いの?w」
鈍い?なんか今ディスられた
『失礼ね!その意味くらいわかってるわよ//』
ドキドキしてるの伝わってるでしょ?
YG「わかってんなら・・」
『でも、ご飯作らないとね?あの後作る体力ないし・・』
YG「飯は俺が作るから」
しっかりと包み込まれた私の体
全く離す気ないし、先に食べられるしかなさそうだ
『わかりました。どうぞ召し上がれ//』
力を抜いて身を任せると
ユンギは私をベッドへ運んだのだった
==
"ごちそーさまでした"
ユンギが私を食べ終わったのは2時間後
そこからシャワーを浴びて髪を乾かして、準備して
やっと本当の食事を始めたのは21時だった
YG「めっちゃ美味い!ヌナも食べて!ほら、あーん」
『あーん、うん、なかなか美味しくできてる』
声だけ聞いてたら甘ーい2人って感じだけど
実際はもう体が動かなくて介護みたいになってるのww
なんでかって?
震える腕と腰を押さえながら私が意地と根性でユンギのリクエストメニューを用意したから
今日のユンギは誕生日だからなのか、テンションが上がったからなのかめっちゃ激しかった
終わった後立てないし、ユンギにしがみついてたから腕も震えてるしでヘニョヘニョ故障状態
でもせっかくの誕生日だし、彼氏の好きな物作ってあげたいってのが乙女心ってもんで、ヌナは体に鞭打って頑張りましたww
口にソースつけたユンギがニンマリしながら
"俺、ヌナと一緒にいられて幸せだわ"
なんて可愛くて嬉しいこと言うから
グスッ
あーあ
私、涙腺も壊れちゃった 苦笑
YG「なに泣いて・・え、そんなに腰痛い?」
もぅ・・パボw
グスッ
『違う!ねぇ、ユンギの方が鈍いんじゃない?w』
"私も幸せだから泣いちゃったの"
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作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2023年6月6日 21時