大人の仲間入り ページ32
あっという間に時は過ぎ
季節は夏になった
太陽は朝早くから高く登り
空は一面真っ青
いつもどんよりよどんだソウルにもこんな空があるんだなっていうくらい今日はすごく綺麗だ
YG「俺、日頃の行いが良いからな〜」
フンッと自慢げに鼻を鳴らしたのは
本日の主役 ミン・ユンギ
眩しさに耐えるようにそのつぶらな目をさらに細めて掃き出しの窓から空を見てる
今日はユンギの誕生日
ユンギが本当の意味で成人する日でもある
(ちゃんと5月の成年の日にもお祝いはした)
『空もお祝いしてるんだね〜。よっ！さすがユンギ様！』
キッチンからその様子を見てた私の言葉に更に気をよくした主役は、スキップのようなそうでないステップを繰り出しリビングを一周
朝からテンション爆上げだなw
可愛い
YG「ジウヌナとジミニヒョンはいつくるんだ？」
『うーん、12時くらいって言ってたかな』
そっか！と嬉しそうなユンギはフリフリするしっぽが見えてきそうなくらいw
かえって私はというと、、
誕生日会の準備でてんてこ舞い！
ユンギが起きる前に部屋の飾り付けして
ユンギの好きな鮎の塩焼き準備して
スポンジケーキ焼いて、冷まして、フルーツ切って、生クリーム塗って・・
なんでケーキ屋さん予約しなかったんだろう( ；∀；)
なんてちょっとした後悔もしつつ
ユンギが喜んでくれると信じて頑張っている
『あ、また！！キッチンには入ってこないでって言ってるでしょー！？』( ﾟдﾟ)
YG「チェッ」(๑･̑3･̑๑)
気を抜くとすぐこれだ
美味しい匂いにつられて何度も私の目を盗んではキッチンに入ってこようとする
『さっき朝ご飯食べたでしょ？我慢して。』
YG「だっていい匂いするもん。腹減ったもん。」
まるで幼稚園児に話してるような会話
おかしいな・・彼今日で成人なんだけど？w
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作者名：ミンの甘露煮
| 作成日時：2023年6月6日 21時
