私が猫を飼った日【YG】2 (ページ27)

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優しさとは、ページ27

YG「さっきの・・オーナーに言ったあれ、」

歩きながらポツリと言ったユンギ

『さっきの？あー・・うん』

カフェを出てからずっと難しい顔をして歩いてるなと思ってたら、さっき私がソクジンに言ったことについて考えていたらしい

YG「確かにオーナーはみんなに優しい。実際、俺にもサラン先輩にも、お客さんにも優しいし・・」

『そうでしょ、昔からそういう人なのよ・・』

例えるなら幼稚園の先生みたい

園児みんなに優しくて、
みんなに平等な愛を与えてくれる

でも、
誰かに特別な愛を与えることはない

『昔、ソクジンの会社の人達と飲み会したことあるの。そこで結構酔っちゃった女の子がいて、、ソクジンはその子に肩貸してあげたんだよね。』

YG「・・・」

『それ、私の目の前でだったの。ソクジンじゃなくても他にも誰かいるじゃん？って思っちゃった。"タクシー捕まるまで一緒にいてあげる、すぐに帰るからAは部屋で待ってて"って・・。』

嫌だなって

思っちゃったんだよね

『そりゃあ私だって、私の家族や、私が大切に思ってる人にももちろん優しくしてほしいよ？けど、じゃあ他人には優しくなくていいのか？ってそうじゃないし・・。でも、他の女の子にも私と同じように優しくされても嫌だって思うし、、』

ジウの言う通り

ワガママなのかな、私

私はあなたにとっての特別でありたい

『"優しい"って難しいよね』

そんな自分の考える通りの人なんていないって

わかってるけどさ

YG「うーん・・でも」

ピタッと歩くのをやめたユンギは
私の手をしっかりと繋いで言った

YG「俺は、Aが一番だから」