私が猫を飼った日【YG】2 (ページ26)

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気弱な魔王様ページ26

おもおも

さっきまでの魔王様はどこへやらw

しっぽも耳も垂れてるように見えるユンギは
自信なさげに俯いてしまった

んふっw

どうしよう

可愛い！！

ニヤついてしまう口元が抑えられない！

『ふっ・・ふふっw』

可愛すぎるよこの生き物！

嫉妬したり
怒ったり
シュンとしたり

それって全部
私のことを思っての感情でしょ？

それほど私を好きでいてくれてるってことだよね

可愛いの極みっ！

YG「なに笑ってんだよ。どうせ子供っぽいとか思ってんだろ」

『思ってないよー』

YG「目が笑ってんだよ。俺はオーナーとは違ってどうせガキですよ」プイッ

違うと否定しても治らないムッとふくれた口元

チュッ

YG「お・・ぃっ//」

『ガキにはキスしないよ。ユンギのことがただ可愛いだけ』

YG「可愛いって・・それが大人の男じゃないってことだよ」

そんな拗ねた顔しちゃって

『バカねぇ、大人でも可愛いの。ねぇ、可愛いとダメなの？私はユンギが可愛すぎて胸がキューってなるの。ユンギにときめいて仕方がない。こんな風になるのはユンギだけだよ？』

こんなに人を好きになるなんて
想像もしなかったくらい好きだよ

YG「・・俺だけ？オーナーにはならなかった？」

『うん、ユンギだけ。』

YG「・・特別？w」

『うん、特別w』

下を向いていた目線が上がる

お、機嫌戻ってきたみたい

YG「特別なら、、可愛くてもいいや」

いいんかいっw

ま、そんな子供っぽいところも好きよ

ユンギには言えないけどね(また拗ねるし)

『火傷もだいぶよくなったし、デートいこっか！』

YG「ん」

退勤時間になったのでユンギの手を取り事務所を出た

ソクジンはカウンターで接客中だったけど私たちに気づくとすぐに来てくれた

『ソクジン、手当ありがとうございました。良くなったから帰るね』

JN「ほんとに大丈夫か？悪かったな、ユナがこんな・・」

『ううん、大丈夫。あのさソクジン』

JN「ん？」

『あの子のこと、嫌いで別れたんじゃないなら・・もう一度やり直してあげて』

JN「え、」

『ソクジンはみんなに優しいから、それが辛い時もあるの。あの子のことだけ、ちゃんと見てあげて。』