彼氏ですけど？ ページ23
裏の倉庫で片付けをしてたら慌てた様子でサラン先輩が入ってきた
SR「ユンギくん！この前来てた女の人、さっきテラスで何かあったみたい！！」
YG「えっ・・？」
この前来てた？誰？
もしかして・・Aのこと？！
YG「せ、先輩それってこれくらいの髪の人？！」
SR「そうそう！！あの綺麗な人！！」
なにかって、なにがあったんだ
SR「オーナーが抱き抱えて事務所に・・・」
YG「俺見てきます！！」
"抱き抱えて"
怪我でもしたのだろうか
不安でいっぱいになりながら走る
倉庫から事務所なんてすぐそこなのに
すごく遠い道のりみたいでもどかしい
ドアノブに手をかけたところでガチャと少し開いたドア
"氷持ってきて"
返事をしない間に
ドアが再び閉まるとすぐに鍵がかかる音がした
「っ！」
なんで鍵かけてんだ！！
そう思ったけど
とりあえず
俺は言われた通り氷を持ってかなきゃ！！
氷ってことは
捻挫？
それとも火傷？
ビニール袋に大量の氷を入れ、キレイなタオルも持って走る
コンコンコン！！
YG「オーナー！氷持ってきましたっ！！」
ガチャ
JN「お！ユンギありがとな！」
YG「Aに何かあったんですか！」
中を見ようとしたが、開いたドア隙間を隠すようにオーナーが立ってるから全然見えない(クソ！なんでそんなにデカいんだ！)
JN「え、Aって誰から聞いて・・まぁいいか、、ちょっと火傷したんだ。でも俺が手当するから大丈夫。」
大丈夫？！
何が大丈夫だ！
全然大丈夫じゃない！！！
YG「俺が手当します！！」
JN「え？？いや、大丈夫。ユンギは仕事戻っていいよ。」
ありがとう、と閉まりかけたドアに
俺は右足を突っ込んだ
JN「ヤー！何してんだ入ってくんな！」
YG「オーナーより俺が適任ですから！」
JN「適任？！俺より適任がいるわけないだろ！俺は見慣れてんだ。ユンギヤ、いくらお前が知り合いでもこの格好はさすがに・・」
『ちょっとジナ！！！！』
ジ、ジナ？！？！
オーナーのことジナって呼んだ？！
え、見慣れてる？！
え、え、、どういうこと？！
YG「いいから開けろー！」
バンッ！！！！！
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作者名：ミンの甘露煮
| 作成日時：2023年6月6日 21時
