私が猫を飼った日【YG】2 (ページ17)

今日:31 hit、昨日:12 hit、合計:78,585 hit

ワンピースページ17

好きな人にお祝いしてもらえる喜びはこの上ない
私は世界一の幸せ者だ

『ユンギ、本当にありがとう。こんな素敵な誕生日初めてだった。』

YG「"だった"って・・まだあるけど？w」

勝手に終わらせんなよって苦笑いしてる

『まだって・・これ以上何があるの？』

YG「プレゼント！まだ渡してないだろ？w」

はい？(´⊙ω⊙`)

『いやいや、ケーキもこの部屋も十分過ぎるプレゼントだから。これ以上なんてそんな・・』

もちろん嬉しいけど
ちょっと心配になってきた

これ以上何を買ったの？！
これってユンギの初給料でしょ？
私なんかの誕生日に一体いくら使ったの？！
あぁ・・お金の勉強させないと・・

嬉しさと不安と心配とで複雑な心境の私へ

"いーからいーから"

とユンギが手渡した紙袋には

『ワンピース・・』

裾がふわっと広がる
ベビーピンク色の小花柄シフォンワンピ

『これ・・』

あの時のだ

YG「着るにはまだちょっと早いけどさ、Aに似合うかなって・・」

『・・・』

YG「嫌い・・だったか・・？」

不安そうな声にハッとしてユンギを見ると
ユラユラと目が揺らいでいる

『ううん、嫌いじゃない。むしろ好きだよ、ありがとう。』

でも

あの時のこと思い出しちゃう

遅くなると言ってユンギはあの子と出かけてた
楽しそうにこのワンピースを見ていて

"可愛いよ"

ユンギは、あの子を見てそう言ったんだ

ユンギは私を好きだと言ってくれた
それは本当だって信じてる

現に、こんなにお祝いしてくれてるんだから

でも、、あの時の2人の姿が、ユンギの可愛いと言った声が
忘れられなくて

モヤっとする

YG「A？やっぱり・・気に入らない？」

『そうじゃないけど・・』

YG「けど？」

『これ、、私が貰っていいの？』

あの子じゃなくて

YG「どういう意味だ？w 俺は着ないけど？w」

『・・あの子、似合ってたから』