桜雨【YG】 (ページ24)

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本音2 ページ24

"すごく嫌"

今まで、
こんなはっきりした感情を言われたことはなかった
きっと、私への優しさで我慢してきたんだろうと思う

『・・ごめんなさい。』

YG「全然楽しくなかった。」

『うん・・そうだよね』

"あ、いや・・責めてるわけじゃなくて、なんつーか"

ちょっと気まずそうに目を泳がせながら
また一口コーヒーを飲む

『うん。わかってるよ。』

あの時感じたことを話しているだけだよね

責められたって仕方がないのに
そうしないのは彼が優しいから

YG「あいつらさ、俺に遠慮なくイチャつくんだよw」

『そう、なの？』

YG「ああ。うちの彼女は〜とか、俺たちいつも〜とか、自慢してくるし」

『うん』

YG「テヒョンアなんて、何したと思う？」

『え、何だろ・・』

あの子は突拍子もないことするしな
キス？いや・・いくらなんでもメンバーの前で・・

YG「キスしだしたんだよ！あーチンチャw」

『ふふ、テヒョンアらしいね』

ユンギと話していると
あの頃に戻ったみたいだった

はじめは少し壁、というかなんか距離を感じていたが
そんなのはすぐになくなった

時折私を見ては微笑む彼を見ていると
私たち本当に別れたのかなって思うほどで

今話しているのは3年前の話じゃなくて、
昨日の話なのかなって勘違いしてしまう

YG「あの時Aがいたらさ、俺も・・柄にもなくイチャついたり、自慢したりしたのかなぁーって思ったよ。Aに会いたい、Aがいたらって、、メンバーたち見ながらずっとそればっか考えてた。」

ケラケラっと笑ったユンギは残りのコーヒーを一気に飲んだ