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パリンッ！！
窓ガラスを破り、体を車内へと捻り込ませる
『うっ！』
ガラスの破片が容赦なく皮膚を裂く
でも気にせずにさらに奥へ
いつも見ていたワンボックスカー
運転席に近づくほど、
原型を留めていない
『ユンギ！！ユンギどこ！！ユンギ！！』
必死に声をかける
ギィイイ
今ものしかかるトレーラーの重みで更に歪んでいく車
崩れるのは時間の問題だろう
何とかしてユンギを救わないと
YG「あ・・A・・こ、こ・・っ」
『ユンギ！今行くから！！』
聞こえる声に安心する
YG「くる、な・・」
『えっ・・』
YG「ムリだ・・俺、、シートに足が、挟まれてる・・」
『大丈夫！助けるから！シートくらい大丈夫だよ！』
大丈夫
ユンギだけじゃなくて、自分にも言い聞かせてる
大丈夫
ユンギを失ったりしないって
YG「エンジンルームから・・スパーク音が聞こえる・・もうすぐ、燃える・・はぁっ・・A早く出ろ・・俺は・・いいから・・っ」
『大丈夫だよ！もうすぐ消防もくるから！っしょ！！』
ガン！
3列目のシートを床面から剥がし
あと少しでユンギのところへ行ける！
右足を前に踏み込んだ瞬間、
足元の何かが動いてバランスを崩した
グサッ
『っ！！』
太ももに刺さった車体の金属の一部
YG「どう、した！」
『何でもない！ちょっと足元がグラついただけ！』
抜いたら多分めっちゃ血出るんだろうけど、
抜かないとユンギのとこいけないから、そうするしかないね
私は息を止めて一気に抜いた
グシュ
『っ〜！！！』
痛い！と叫べたら幾らかはマシだっただろう
『ユンギ！！！』
私はユンギに抱きついた
あぁ恋しかった温もりが
私の腕の中にある
『ちゃんと生きてる。よかった・・。大丈夫だよ、すぐ助けるからね！』
YG「大丈夫じゃないだろ・・そんな匂いさせて・・」
足は歪んだシートに挟まれて動けず、切れた唇からは血が滲み、おでこにはアザ
そんな状態なのに私の怪我を心配するなんて
ほんと、ユンギらしい。
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ミンの甘露煮(プロフ) - 下村早苗さん» コメありがとうございます。更新はちょっと止まってます。この後どうしようかなぁ〜と悩んでます。他のお話は何もしていないのですが、ずっと本日更新になってます。謎ですw 紛らわしいので、更新時間を消すように設定変更しました！亀更新ですが、よろしくです！ (2022年10月20日 21時) (
レス) id: ff81f61bed (このIDを非表示/違反報告)
下村早苗(プロフ) - お話32話から更新されていません(>▂<)後、ずっと本日更新になっていますが初めてお話を読ませて頂いて三日くらい経っていますが大丈夫ですか？本物のストーリーの続きが読める更新はいつですか？ (2022年10月19日 23時) (レス) id: 27bf09a1e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミンの甘露煮
| 作成日時：2022年10月14日 21時
