検索窓
今日:19 hit、昨日:24 hit、合計:86,750 hit

43 ページ43

YG「なんで。」



『ユンギの嗅覚が異常だから。私の血のせいかどうか確かめたいの。』



YG「別に鼻が効いたって問題ないだろ?」



『他にも影響があるかもしれないでしょ?』







ほっべを膨らませ可愛い顔をするユンギ





YG「でも俺、指痛いよ?Aは治してくれないのか?」




唇を尖らせたまま話すから
もぞもぞ言ってて





・・もっと可愛い









『う・・』



そんなうるっとした目で見ないでよ

あげないだなんて、言えなくなるじゃない





YG「なぁ・・この怪我治してからにしてよ。ズキズキしてさ・・痛いんだよ」




『・・わかったよ』






TH「おい〜」



『だって傷深そうだし・・ほっとけない』



TH「別に俺はいいけどさ・・」















YG「はぁ・・」





飲み終えた後、唇についた血を舐めとる妖艶なユンギ

纏う雰囲気は、ヴァンパイアよりヴァンパイアらしい






あぁ、ユンギが同じヴァンパイアだったら
牙があれば完璧だったのに

なんで一緒じゃないんだろう
なんで人間なんだろう


そんなことを考えてしまった







考えたって、何も変わらないのに













TH「人間のヒョンが美味そうに飲む理由、わからなくもないな。」



『え?』





TH「お前の血・・」




赤い三白眼が揺れる






『私の血が・・なに?』




TH「さぁーそろそろ腹減ってきたからグギのとこいってくるわー」



じゃ、とテヒョンは片手をあげて部屋を出て行った







私の血が何だというんだ


やっぱり4次元
さっぱりわからん







塞がった傷を見て満足そうなユンギに聞いてみた





『ユンギ』



YG「ん?」







『私の血、・・美味しい?』



YG「あぁ。美味いよ。」




あたかも当たり前のように言う








『普通人間って、血を飲むと気分悪くなるんだよね?』


YG「あぁ。はじめはそうだったよ。でも、何度も飲んでるうちに何つーか、美味く感じるようになった。その頃からかな?やけに匂いに敏感になったの。」



『何でもっと早く言わなかったの?ユンギにとって、リスクがあるかもしれないのに』








YG「・・Aに、近づきたかったから。」


『え・・?』







YG「もしかしたら、Aと同じ存在になれるかもって。そしたらさ・・・ずっと一緒にいられるだろ?」

44→←42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (222 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
504人がお気に入り
設定タグ:BTS , ユンギ , SUGA   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミンの甘露煮(プロフ) - 下村早苗さん» コメありがとうございます。更新はちょっと止まってます。この後どうしようかなぁ〜と悩んでます。他のお話は何もしていないのですが、ずっと本日更新になってます。謎ですw 紛らわしいので、更新時間を消すように設定変更しました!亀更新ですが、よろしくです! (2022年10月20日 21時) (レス) id: ff81f61bed (このIDを非表示/違反報告)
下村早苗(プロフ) - お話32話から更新されていません(⁠>⁠▂⁠<⁠)⁠後、ずっと本日更新になっていますが初めてお話を読ませて頂いて三日くらい経っていますが大丈夫ですか?本物のストーリーの続きが読める更新はいつですか? (2022年10月19日 23時) (レス) id: 27bf09a1e0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2022年10月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。