Second life【YG】2 (ページ50)

今日:53 hit、昨日:18 hit、合計:93,192 hit

50 ページ50

『うわあああん！！』

絶賛ギャン泣き中の私です

神様「ねぇ、うるさいよ。いい加減泣き止んでくれない？」

茶色くて、くりくりした目のイケメンは
めんどくさそーに顔を覗き込んでくる

『無理無理無理無理無理』

神様「ウザ・・」

『酷い！うわぁああん！！！』

神様「ねぇ、僕言ったよね？人間の体はデリケートだって。忘れてたの？バカなの？」

『忘れてないけど、ユンギのこと守りたかったんだもん！！』

神様「出たよ"ユンギ"。ほんとそいつのこと好きだよね？w」

『好き！大好き！愛してるの！もう会えないなんて無理ー！うわあああーん！！！！』(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

神様「うるさい！わかった！わかったから！！一回黙れ」

『・・・』ピタッ

わかったとは？なんぞ？

神様「はぁ・・」

何度目かのため息をつく神様

神様「ほんとめんどくさいよ君。天国きてもその調子じゃ他の人に迷惑かかるから戻っていいよ」

シッシッと手で煙たがられる

『え・・』

神様「俺の気が変わらない内に早く行ってくれる？」

トンっと背中を押され

パチっ

目が開くと病室だった

YG「A・・？A？！」

『ユンギ』

少し掠れているがちゃんと出る声

YG「あっ・・Aっ・・！」

みるみる内に目一杯に涙が溜まり溢れたユンギ

私の体を抱きしめた

『い〝っ！！！』

YG「あっ！ごめっ痛いよな！ほんとごめん！あっ、どうしよ、あ、ナースコール！！」

あたふたしてるユンギ

『ふふっ・・w』

YG「笑うなよ・・w グスッ俺、もうAに会えないかと・・A・・よかった・・生きてる・・グスッ」

今度は躊躇いがちに優しく私に触れた

『へへ・・ユンギに会いたくて、あっちの世界でギャン泣きしてたら、うるさいって神様に追い出されちゃったw』

YG「何だよ、それ・・w」

笑いながらも目からはポロポロと涙が溢れて
目が真っ赤になっている

『そんなに泣いて・・』

伝う涙を指で拭き取ってあげる

さっきは触れられなかった彼に今は触れることができる

YG「Aが悪い。俺を1人にしそうになっただろ・・？」

『ごめんね？もう、離れないから』

YG「絶対・・？」

『うん。絶対』

YG「一生だぞ？」

『うん。一生』

『前世も今世も、きっと来世も愛してる』

いつまでも、変わらぬ愛をあなたに

完