検索窓
今日:55 hit、昨日:18 hit、合計:93,194 hit

48 ページ48

『道開けてー!』

『通して下さい!』





メンバーは3ヶ月のツアースケジュールを終え
仁川国際空港に帰ってきた



待ち構えるのは多くのARMYと報道陣




隙を見て飛び出してくるペン

いいショットを撮ろうとするカメラマン

それに加えてサセンの存在



私たちボディガードからしたら、正直皆んな敵だ






ペンに紛れていつ襲ってくるかわからない恐怖

メンバーは手を振って笑っているが、内心は穏やかではないはずだ







ふと見たエスカレーターの先

多くのペンの中に目を引く存在



これといって怪しい見た目でもないが、なんか胸がザワザワする



JU「どうした?」



横を歩くジウンが私に声をかける



『なんか気になるの』




私の目線を辿るジウン




JU「メンバー迂回させるか?」




『うーん・・』



瞬時に周りを見るが、これだけ人が集まれば迂回もリスクを伴う



『それも厳しそう。私が左側守るからジウンは右にいて』


JU「わかった」




"エスカレーター付近注意"



無線で他のボディガードへ連絡




"了解"



この声、あの黒ずくめたちのリーダー、キム・ヨンス(私のお隣さん)





メンバーがエスカレーターに差し掛かった




その瞬間






バッ!





花束を持ったひとりの女がメンバーの前に飛び出した



取り押さえようと乱れるガードの壁

メンバーもみなその女に釘付けになる





もう1人
立ち止まった彼らに走って行ったのは

私が見張っていた女だった





『やっぱり・・!』




ダッ!




私は走る




女の手には光る包丁

刃先は少し離れて立っていたユンギへ向いている








『ユンギ危ないっ!!!』







叫ぶ私


女も気づいて足を早める










その後のことは

全てがスローモーションだった











メンバーの間を抜けユンギへ辿り着き


向かってくる女の手を掴んだ






そして






弾き飛ばした包丁が床に落ち







女と共に







宙に浮いた私の体は下の階へ向かって落ちていく








私の名前を呼び手を伸ばすユンギ





驚きと焦った顔のメンバーたち





走ってくるジウン








あぁ・・


ユンギを守れてよかった
















頭と背中に強い痛みを感じた瞬間






私の視界は真っ暗になった

49→←47



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (211 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1021人がお気に入り
設定タグ:BTS , SUGA , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミンの甘露煮(プロフ) - labochanさん» ありがとうございますー!! (2022年10月23日 11時) (レス) id: ff81f61bed (このIDを非表示/違反報告)
labochan(プロフ) - ミンの甘露煮様、面白かったですー!! (2022年10月7日 22時) (レス) @page50 id: d595d7297e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミンの甘露煮 | 作成日時:2022年9月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。