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仕事を見たい。なんてのは単なる理由付けみたいな
物だった。
唯、一刻も早く説得し審神者をどうにかしてもらおうと
しただけであり、他の何物でもない。
だが、この光景は、忘れかけていた自分の性分を
呼び起こした。
彼女の華奢な掌から、無数の極彩色の光を帯びた蝶が
飛び立ち、本丸に放たれたのだ。
それも、朝日が空を照らす瞬間に。
何処かの文系名刀がこの光景を見たら、
恐らく筆を持ち出し熟考することだろう。
「こいつは……驚きだな…。」
久しぶりに口にした言葉は、初めて別の意味を含んだ。
それは、感嘆と驚嘆が入り交じった良く分からない
感情である。
「……ふぅ。あと三時間位で戻って来るから、
それ迄はずっとここら辺の掃除っと。」
「き、君。今のは?」
「?あぁ。本丸って実はあの遠くに見える山まで
なんですよ。その先は別の本丸らしいですが、
特殊な結界があって、行こうとすると迷う仕組み……
ていうかこの話はいいか。
要するに、この膨大すぎる面積をした本丸を
私一個人がたった一人で把握して全ての環境を整える。
何てことは無理なので、式神を使っているんですよ。
殆ど把握する時だけですがね。
って刀に言ってもしょうが無いか」
嫌味を含めて淡々と饒舌に説明していく。
無感情で話しているのだろうが、自身に
とっては知らない事ばかりで驚きの連続。
久々に、知らない事を知れた。
うんうんと頷く彼の瞳は
輝きは無いが、少しの光が感じ取られた。
本当に、止めて欲しい。
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桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» わぁぁありがとうございます！期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年10月6日 11時) (
レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 続編!!楽しみですo(｀ω´ )o (2018年10月6日 1時) (レス) id: 74f86b76bc (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - にゃんまるさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月24日 18時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる - 言葉遊びとかが面白くて大好きです！更新頑張ってください！ (2018年9月24日 0時) (レス) id: 020d8f1968 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» ありがとうございます！ (2018年9月10日 20時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜庭咲夜 | 作成日時：2018年7月25日 2時
