庭師の朝は早い ページ6
「何の御用でしょうか。未だ準備が終わって無いので
録なおもてなしは出来ませんよ。」
「随分と警戒心が薄いんだな。早死にするぞ。」
「野垂れ死によりはましですよ。美人薄命と
言うじゃないですか、私はその概念に重きを
置いている訳ではありませんが、一目置いてるんですよ。
それに、貴方自分自身を置いてきているじゃないですか。」
刀を彼は持っていない、何を思って此方に来たのか。
考えても考えは浮かんでこない。
私の挑発的と言える発言にも、白い刀は
青筋の一つも立てず、
「面白い人間だな、ここの審神者と違って。
まぁ取り敢えず座っていいか。俺は君に
話があって来たんだ。」
「どうぞ、」
私が見ていたのは、彼の正面の見た目だけだ。
此方に足を運び、私の前に座るまでの
数秒の間は、私を心の中で絶句させるのに充分だった。
痛々しい切り傷。皮肉にも生える白い肌。
血が流れることはなく、傷口を其の侭保存したような感じ。
手入れをしないと傷は治らないと聞いたが、
こんな状態になるのか。
私が驚いているのに彼は気づいたようで、
此方を視て少し口角を上げた。
「この傷は気にすることない。
慣れてはいないが、もう気にしない事にしたんだ。」
「そうですか。それで、話って何です。」
「そう急くな、ゆっくり話させてくれ。
……俺は鶴丸国永。頼みがあって来た。
君に、ここの審神者になってほしい。」
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桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» わぁぁありがとうございます！期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年10月6日 11時) (
レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 続編!!楽しみですo(｀ω´ )o (2018年10月6日 1時) (レス) id: 74f86b76bc (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - にゃんまるさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月24日 18時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる - 言葉遊びとかが面白くて大好きです！更新頑張ってください！ (2018年9月24日 0時) (レス) id: 020d8f1968 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» ありがとうございます！ (2018年9月10日 20時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜庭咲夜 | 作成日時：2018年7月25日 2時
