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「頭を上げて下さい。」
「！助けて……くれるのか？」
か細い声で、彼は私に尋ねてくる。
希望を宿して。
「まぁ……すぐにとは言いませんし、一時的な
ものになるかもしれないので期待はしないで貰いたい
ですね。
解決でも無ければ解消でも無いので。
助けるとも言いきれませんし。」
「……っ！！」
出来る限りの保険をかけて伝えると
彼は口角は上がらなかったが、
希望の光が更に増したようにも見えた。
「ありがとう……！！」
「お礼を言うには早すぎますよ。
成功するかも分からないんですから。
あと、貴方に少し頼みたいことがあります。
お耳を。
_______」
「……?わ、分かった。」
意図を理解させないように
主な意図を省略して伝えた。
勘のいい刀ならばバレるかと思ったが
大丈夫だったようでほっと心の中で
胸を撫で下ろす。
「じゃあ俺はこれで失礼する。」
「はい。あ、他の刀剣男士にはこの事絶対に
内密に。面倒臭いですから。」
「わかった。……ありがとう」
そう言って、彼は襖を閉じ離れを後にした。
彼がお礼を口にした時の妙に優しげな微笑みが
私の感情をより曇らせる。
「全く、下手したら私が死ぬかもしれないってのに
『ありがとう』って……。
ポジティブだなぁ、羨ましいとは思わないけど。」
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桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» わぁぁありがとうございます！期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年10月6日 11時) (
レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 続編!!楽しみですo(｀ω´ )o (2018年10月6日 1時) (レス) id: 74f86b76bc (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - にゃんまるさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月24日 18時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる - 言葉遊びとかが面白くて大好きです！更新頑張ってください！ (2018年9月24日 0時) (レス) id: 020d8f1968 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» ありがとうございます！ (2018年9月10日 20時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜庭咲夜 | 作成日時：2018年7月25日 2時
