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「これが貴方達の現状……」
「自己紹介が遅れましたな。
私は一期一振。そちらが薬研藤四郎です。」
最小限の手振りでの自己紹介。
最もそんな情報は必要無いのだが。
「それで、私にこの現状を見せてどうしろと?」
「何も思わないのか？」
「実に不憫だなと。率直な感想そう思いましたが、
何か?」
当然とも言いたげな冷たい回答に、
薬研という刀剣男士は短刀を抜いた。
「お前さんは本当に人間か?
人の皮を被った悪魔かと疑うぞ。」
「人の皮を被った刀に言われたくないですね。
大方この現状を私に見せて心変わりするだろうと
思ったみたいですが、無駄ですよ。
それに、関係の無い人間に手を穢させるなんて、
こちらからすればそっちの方が悪魔みたいな
ものです。」
「っ!お前っ……!」
薬研が私に刀を振り下ろそうとした瞬間、
一期一振が瞬時に刀を抜き、それを静止させた。
「ダメだよ、薬研。それでは審神者と同じになる。」
「いち兄……。分かった。」
「どう……したの……?」
刀がぶつかり合う音に気付いたのか、
後ろで寝ていた刀剣男士の1人が目を覚ました。
動く度に痛みそうな傷を抱えながら。
「乱……寝ていなさい。何でもないよ。」
「その、ひ、とは?」
「……ただの客だ。もう寝ろ乱」
「そ、っか。お客さんかぁ。なら
傷は、直せないね……。」
そう言って、乱という刀剣男士は
微笑んで気絶するように眠った。
いや逆だ。
微笑んで眠るように、気絶したのだ。
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桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» わぁぁありがとうございます！期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年10月6日 11時) (
レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 続編!!楽しみですo(｀ω´ )o (2018年10月6日 1時) (レス) id: 74f86b76bc (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - にゃんまるさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月24日 18時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる - 言葉遊びとかが面白くて大好きです！更新頑張ってください！ (2018年9月24日 0時) (レス) id: 020d8f1968 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» ありがとうございます！ (2018年9月10日 20時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜庭咲夜 | 作成日時：2018年7月25日 2時
