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刀は人の心が分からない、
などと心の中で一方的に解釈していたが、
間違いだったと確信する。
人差し指で頬を少し掻く。
本当に困った。
彼らに対して無感情という訳では無い、寧ろ逆だ。
とても心が痛い、締め付けられるように。
だが、人を殺せと、審神者になれと言うなら
話は反転して変わる。
『それでも俺らは、君に縋るしか無いんだ。』
先程の鶯丸の言葉が頭に残っている。
真っ直ぐで真剣な瞳には動揺せざるを得なかった。
恐らく彼は分かっている。
そういうのに私が弱い事を。
だから、嫌いだ。
「今この話は止めよう。そろそろ式神が帰ってくるし、
心が不安定だと上手くいかない。」
「は、はい。」
気まずくなるので強制的に会話を終わらせる。
すると丁度良く朝餉が届いた。
丁度いい熱を持っておりおいしそうだ。
「いただきます。」
静かに、食べ始めた。
少し時間が経つ。
「ごちそうさま」と食事を終わらせて、
食器をこんのすけに任せた。
「あー……早く戻って来ないかなぁ、」
「式神の事ですか？」
「そ、あの子達。綺麗で可愛いんだ。」
式神の中では珍しい意思を持った式。
肩に留まったり、近くに飛んでくるとこが
何とも堪らないのだ。
「本当に、あの子達だけが心の支えだ。」
ポツリと、そう呟いた。
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桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» わぁぁありがとうございます！期待に添えるよう頑張りますね！ (2018年10月6日 11時) (
レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
あおりんご(プロフ) - 続編!!楽しみですo(｀ω´ )o (2018年10月6日 1時) (レス) id: 74f86b76bc (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - にゃんまるさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年9月24日 18時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんまる - 言葉遊びとかが面白くて大好きです！更新頑張ってください！ (2018年9月24日 0時) (レス) id: 020d8f1968 (このIDを非表示/違反報告)
桜庭咲夜(プロフ) - あおりんごさん» ありがとうございます！ (2018年9月10日 20時) (レス) id: 2bb5568454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜庭咲夜 | 作成日時：2018年7月25日 2時
