青組の弟妹組。

第３４話 ページ38

Aside


お昼を食べてから、色々買い物に付き合ってもらったりして、もうとっくに６時過ぎ。


暗くなってきた。


公「そーいやさ、ここってイルミネーション無いっけ。それ見てから帰る？」


『えっ、イルミネーションあるの！？見たい！』


イルミネーションかぁ…最後に見たのって何年前だろう。


中学生とか？でも受験前だから…５年以上前になるのかな…？


つか、１０月下旬くらいからなのかな、早いな。


公「えーっと…どこでやるんだろ…って、げっ、兄貴いるんだけど。」


公が周りをきょろきょろと見わたす。


兄貴…って、いむくん！？


待って、私たちが２人でいるところバレたらまずいことになる…！気がする！


『ちょ、隠れよ！』


公「はぁっ！？どこに！？」


『いいからっ！』


いふ兄にでも見られた日にはお終いだぁ！


公の手を掴んで、外に出る。


出入口から少し離れた所で立ち止まって、周りにいれいすメンバーがいないか確認。


…よし。いない。


公「っ、あのさ…そろそろ…手、離してくんない？」


公が少し顔を赤くして言う。


手…？あっ、


『ごめんっ！』


そうだ、さっき引っ張った時に掴んだんだった！


うわぁ〜〜、恥ずかしっ！


公「まぁいいんだけど。…あ、そろそろ始まるんじゃない？」


そろそろ…６時半からなのかな？


『じゃあ、これ見ながら帰る？』


公「そうするか。」


公と帰りの打合せを軽く済ませて、ぱっと見上げた時。


『わぁっ、綺麗っ！』


七色に光っている木。


それがずーーっと続いて、光の道みたいになってる。


公「反応が小学生っｗｗｗ」


あ〜もういいよっ、小学生で！


『だって綺麗だから！』


綺麗なものに素直に感想言っただけだし！


公「じゃ、どうせこっちだし、見ながら帰ればいいでしょ。」


公が道を指さして言う。


『うん！』


すごいっ、綺麗！


久しぶりだからかな、すっごいテンション上がる！


あっちこっちに行ってたら、公に「幼稚園児か！周りの人のこと考えろよ！」って怒られた。


あれ、おかしいな。普段と立場が逆になってる。


そんな感じで歩いていると、光の道も終わって、丁度分かれ道。


『公の家こっちだよね。じゃ、また。』


そう言って、公とは逆の道に進もうとした時。


公「…送ってく。」


小さな声が聞こえた。


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全然時間が進まない★
(２３話からここまで２日間の出来事)

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