青組の弟妹組。

第１４話 ページ16

空「Aちゃん何頼む〜？」


空さんがメニュー片手に聞いてくる。


どうしようかな…


『う〜ん…オムライス…かな…』


オムライスが特別好きってわけじゃないけど、この写真のオムライスすっごい美味しそう。


空「OK、俺は〜…俺もオムライスにしよっかなｗいい？」


『大丈夫！』


空さんがすみませーん、と店員さんを呼んで注文してくれる。


あ、ここピーンポーンって押すタイプじゃないんだ。


へぇ〜おしゃれなお店だからかな…？


空「結構混んできたね〜ここ、人気なのかな？」


周りを見ると、机は結構埋まってきている。


『う〜ん…来たことないけど…おしゃれなお店だなぁ、とは思うかな。』


空さんもきょろきょろ周りを見わたして言う。


空「そうだね〜…あ、ごめん、ちょっと親戚から連絡が。ちょっと待ってね〜」


空さんがササッとスマホを操作する。


…あ、私もいふ兄から連絡…


空さんがまだスマホをいじっているのを確認してから、私も開く。


＞A〜〜今日おれないこの家とまるから〜


…完全に酔ってんな。


ゆーてまだ７時なんだけど？


つか、ないくんOK出したんだ…


＜ん。了解。私、ないくんの家に結構荷物置いてってると思うから、１回後で戻る。


…仕事用の道具、全部置いてきたんだよね。


まぁ、趣味でイラスト描いてるし、怪しまれない…とは思うけど…


空「ごめんね〜、終わったよ〜」


私と空さんが連絡を取り終えるころには、オムライスが届いた。


『じゃあ、いただきます。』


空「いただきます。」


２人でオムライスを食べる。


うわっ…なにこれ！


すっごい美味しい！


とろとろしてるのにふわふわしてる！(？)


えっ…こんなオムライス初めて食べた…


『美味しいっ…』


思わずつぶやくと、空さんも「ね…」と感動していた。


気付けば残り数口になっているくらい。


空さんは私より早く食べ終わっていた。


男の人ってすごいなぁ…


２人とも食べ終わり、仕事の方の話もちょこっとする。


『そういえば…空さんって、どんなお仕事してるんですか？』


空「えーっとね、歌い手は一応やってるよ。…でもまぁ、そっちが裏で、メインはシステムエンジニアだね。」


『システムエンジニア…！すごい…！…あ、歌い手の名前って、聞いてもいい…？』


歌い手ってことは、いふ兄とか、ゆーくんなんかと知り合いだったりするかも。


空「俺の歌い手名は…」

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特に切ることに意味は無いです…

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