番外編 IF 2 ページ14
「また夜更かしして小説書いてたのか」
目を抑え悶え苦しむ私の前に太陽を遮るように立つ男ｰｰｰ轟くん。
「鉄は熱いうちに打てって言うし」
「だったら今度読ませてくれ」
なんて優しく微笑みながら、とんでもないこと言うんだよ彼は。何が楽しくて知り合いに自分の書いた文章を晒さなければいけないんだ。恥ずかしいわ普通に。
「既に何個か賞貰ってんだろ？すげーよな」
割って入ってきたのは別に仲良くともなんともない上鳴くん。爆豪くん関係で話すだけの仲であるからして。
「将来有望の小説家だもんね」
「自分で言うのか？てかヒーローになれよ」
そんな特に仲良くもない彼から笑いながら突っ込まれた。
「お前今絶対変なこと考えてんだろ」
・
食堂の一角にて弁当を広げる。
目の前に座るは仏頂面の男ｰｰｰｰｰ爆豪くん。
真っ赤に染まったラーメンらしき何かを食べている。すごい、夕焼けみたいな色だ。段々綺麗に見えてきた。
「無言で私の卵焼きかっさらうのやめてくれません？本当に、いやまじで」
たまーにこうして爆豪くんと食べる時がある。最初の方は他に、特に仲良くもない上鳴くんとかいい人代表の切島くんやテープの人とかがいたのだが、気が付いたらいなくなっていた。
毎度毎度私の弁当のおかずを摘んでは美味しそうに、そしてその事が意外とでも言うかのように食べる。失礼でいてなんて律儀な。
「悪かねェが味付け変えてんじゃねーよ戻せ戻せ」
何様なんだこいつ。まぁ、私も思ったけど！！
「なぁ、俺も一緒に食べていいか？」
カタリ、と有無を言わさず私の隣に置かれる蕎麦。
視線を上げれば、真っ直ぐこちらを射抜く瞳があった。これあれだ、断ったらダメなやつ。
「半分野郎となんざ食えるわけねえだろうが！」
「それ全国の半分野郎さんに失礼だから」
「A、駄目か……？」
シュン、とまるで叱られた子供のように轟くんは言う。こいつ、このおとこ。
無言で隣の席の椅子を引けば、パァ、と喜んでいたように見えなくもない。
ｰｰｰｰｰ
中途半端ですみません！！
10000hit記念書いてたら20000hitを突破していたので慌てて更新しております。
もう少し続くのですが、今書けないのでもう暫しお待ちください！！
それから！！お気に入り、評価、コメント、最高3位、殿堂入りありがとうございます！感謝することが多くてビックリです…。
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鈴里。(プロフ) - 紫苑さん» そうなんですよ！しかしなかなか時間が取れず店に行けなくてしばらくこのままって感じなんです。お察しの通りです笑。ありがとうございます！ (2018年8月18日 19時) (
レス) id: 7b8f625f9d (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 携帯ぶっ壊れるのはキツいですね…。買い換え時期ですかね？＿＿爆豪に死柄木のこと(とは言ってないけど)話すと雨の日見張りに来そうですねw。更新お疲れ様です (2018年8月17日 3時) (レス) id: 3603310884 (このIDを非表示/違反報告)
鈴里。(プロフ) - 紫亜さん» 遅くなってしまい申し訳ございません！ああありがとうございます！！！頑張らせていただきます！！ (2018年8月16日 18時) (レス) id: 7b8f625f9d (このIDを非表示/違反報告)
紫亜(プロフ) - 本当に面白いです！更新を楽しみにしてます。頑張ってください！ (2018年7月1日 15時) (レス) id: 4d1ec2c55a (このIDを非表示/違反報告)
鈴里。(プロフ) - リコさん» ああありがとうございます！！頑張ります！ (2018年6月21日 18時) (レス) id: 7b8f625f9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴里。 | 作成日時：2018年6月12日 18時
