42 ページ42
✽・:..。o¢o。..:・✽・:..。o¢o。..:・✽・:..。o¢o。..:・
【軍の構成人数は?】
【…………………】
【………ふん】
【ぎ、…!…ぁ…ぐぅ…】
【質問を変えよう。今外交をしている国は?】
【……………………】
【……………はぁ】
【………ぅ゙……い、ぁあ゙!】
【いい加減観念したらどうだ?もう爪はないぞ】
【は、は……そんな消耗品ならいくらでもやるよ…】
【…………次は指…と行きたいところだが。初日にあまりやりすぎるなと王からの達しが来ているのでな。今日はこの当たりでやめよう】
________ザザッ__________
拷問官が血濡れのペンチをトレーに置き血飛沫が舞ったエプロンを脱ぎながら独房を出ていく。
既にAの指には爪1枚すら残っておらずまだかわいていない傷口からぽたぽたと血液が床に滴っている。
その様子を鬱は干渉することもなく我々国よりもはるかに広いモニター室で見ていた。
モニター越しで見る拷問室は拷問官が出ていったあとに待ち構えているのは静寂のみで水分が床に落ちる音だけが響いている。
ut「Aちゃん………」
ふと、届かない名前を呼んだ。
監視カメラは壁に埋め込む形で設置されているのでAは監視カメラで自分が見られていることすら分からないだろう。
なのに。
【…………………】
ut「っ!?」
ゆらり、と。
ずっと俯いていたAがぴたりと監視カメラを捉えた。
偶然か否か、それは分からないが画面越しの鬱を見て不敵に笑んだ。
その瞳は決して死んでなどいなかった。
684人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天笑くん(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか……。Twitterの垢などありましたら是非繋がりたいです……。 (2020年10月3日 4時) (レス) id: 009e7901bd (このIDを非表示/違反報告)
つん - あああああ好きです (2020年3月11日 23時) (レス) id: cfb0800075 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - え、もうやばい… 惚れる… (2020年1月6日 21時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - いおさん» 乙女ゲー…なるほど、その考えはありませんでした。検討してみます。コメントありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: 1c07c807f8 (このIDを非表示/違反報告)
いお - 乙女ゲーパロがいいです! (2019年11月5日 19時) (レス) id: 35fa5d69c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:@mimizu810 | 作成日時:2019年8月7日 2時