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『なあ、確かに私は出来るとは言った』
夏も終わり、残暑が肌を刺し蝉が最後の声をあげる中の中庭。
じわじわと地面から反射する熱を気にする暇もなくAはただ目の前の状況に困惑しかできない。
『なんでゾムと向き合ってるんだ！』
zm｢いや今の状況でどんくらいなんやろな〜って｣
『アホかお前は！』
嘆くAにゾムは新しいおもちゃを与えられた子供のように目を輝かせている。
事の発端は十数分前。
例の通り散歩をしていたAの目の前に天井のダクトから姿を現したゾム。
いきなり現れたゾムの言った言葉はただ一言。
zm｢Aって今の姿でも戦えるん？｣
Aは仮にも生前(今もだが)最高権力者。
それなりに戦闘面も実力はありよくゾム達と対人戦を交えていた。
ゾムはAとの対戦が食害に並ぶ楽しみの一つだったのでAが戻ってきた今、ゾムにとってどーしても気になる内容の1つのようだ。
『うむ、まぁできなくはないと思うぞ。圧倒的に筋肉量が足りないがな』
この時Aは想像もしていなかったであろう。
まさかその後いきなりゾムに小脇に抱えられたかと思うとゾムは元気よく地面を蹴って中庭へ直行して行った。
sh｢ルールは先に相手の背中を地面につけた方が勝ちな。武器はさっき取ったよな？｣
審判役のシャオロンの言葉に頷く2人。
ゾムの手にはゴムナイフ、Aの手には2m位の棍棒が握られている。
模擬戦は実際の武器ではなく偽の武器で行われる。
実際のものでやるなんてしれならそれこそトントンから丸一日説教が行われることは明白なこと。
sh｢そいじゃ、初めっ！｣
瞬間、ゾムが人間を超えた速度でAの元へ突っ込む。
真正面に差し出されたナイフをAは首を振るだけで避け棍棒を思い切り下から上へ振り上げる。
ゾムはそれを足で払い除けナイフを宙に投げた。
1度後ろへ下がり自身も飛んでナイフを手に取り上から振り下ろす形でゾムがAへと迫る。
だがしかし。
『甘い』
気づけばAはゾムの後ろにいた。
驚きで思考が追いつかなくなったゾムは為す術なくそのまま地面へと叩きつけられる。
うつ伏せで倒れるゾムに跨り、Aは悠々と言葉を漏らした。
『私の勝ちだな』
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天笑くん(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか……。Twitterの垢などありましたら是非繋がりたいです……。 (2020年10月3日 4時) (
レス) id: 009e7901bd (このIDを非表示/違反報告)
つん - あああああ好きです (2020年3月11日 23時) (レス) id: cfb0800075 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - え、もうやばい… 惚れる… (2020年1月6日 21時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - いおさん» 乙女ゲー…なるほど、その考えはありませんでした。検討してみます。コメントありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: 1c07c807f8 (このIDを非表示/違反報告)
いお - 乙女ゲーパロがいいです！ (2019年11月5日 19時) (レス) id: 35fa5d69c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@mimizu810 | 作成日時：2019年8月7日 2時
