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em｢じゃああの日、屋上にはAさん以外にもう1人いた…と？｣
『ああ、そうだ』
それは幹部達にとって信じ難い事のようで。
その前にまず、Aが1人で事件を解決しようとしていたところへ憤りを覚えていた。
それと同時に1人で色々と背負っていたAに気づかなかった自分自身への怒りで震えていた。
ut｢その、屋上にいたもう1人って誰なん？｣
鬱が待ちきれないように口を開いた。
どこの国か、誰に化けていたか。
どんな奴が出てくるのかとAの口から出てくる言葉を待つ彼らは、次に発せられた名前に目を丸くする。
『特攻隊第2部隊兵隊、ラッド・ダイアー』
特攻隊第2部隊兵隊。
つまりはシャオロンが統率をする部隊の1人が、潜入者でありAを殺した犯人。
だが数名は気づいていた。
tn｢でも、でもラッドは前に戦死したんやで！？｣
我国では戦後戦死者を確認するため点呼をとる。
その際戦死したものは兵士リストから名を消され戦死者リストへと置かれる。
ラッドは当初とても有能な兵隊として名が通っていたので戦死した記憶はまだ新しいようだ。
死んだ人間がどうやってそこに現れたか。
その謎は至ってシンプル。
『お前達は戦死者を確認する時わざわざ戦場まで戻って一人一人生存確認をするか？』
その言葉に全員が息を呑む。
死んだふり。
ただそれだけ。
最後の点呼の時その場にいなければ戦死として勝手に処理される。
その原理をついた簡単なトリックが謎の正体であった。
os｢俺らはまんまと騙されてたわけやな…｣
オスマンの言葉に全員が肩を落とす。
その中でもシャオロンは一際気分を落としていた。
『シャオロン、お前のせいじゃない』
その意思をくみ取ったようにAが言葉を紡ぐ。
でもそれ以上にその事実はシャオロンの心に重くのしかかっていた。
sh｢でも、でも！俺が1番近くにいて、1番係わってたはずなのに…なのに気づけんかった！俺が気づいてればAは死ななかったかもしれへんのに…俺は｣
頭を抱え目に涙を貯め訴えるシャオロンに全員は何を言えない。
それが真実であるからこそ下手なことは言えないからだ。
そんな中Aは椅子から立ち上がりシャオロンに近づくと突如胸ぐらをつかみ少女とは思えない顔で凄む。
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天笑くん(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか……。Twitterの垢などありましたら是非繋がりたいです……。 (2020年10月3日 4時) (
レス) id: 009e7901bd (このIDを非表示/違反報告)
つん - あああああ好きです (2020年3月11日 23時) (レス) id: cfb0800075 (このIDを非表示/違反報告)
まぁち - え、もうやばい… 惚れる… (2020年1月6日 21時) (レス) id: ba1aceb76e (このIDを非表示/違反報告)
パセリ(プロフ) - いおさん» 乙女ゲー…なるほど、その考えはありませんでした。検討してみます。コメントありがとうございます (2019年11月6日 6時) (レス) id: 1c07c807f8 (このIDを非表示/違反報告)
いお - 乙女ゲーパロがいいです！ (2019年11月5日 19時) (レス) id: 35fa5d69c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@mimizu810 | 作成日時：2019年8月7日 2時
