【REBORN!】なんでも屋、ヴァリアーに入る!?【男主】 (ページ11)

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第9話ページ11

今日はAの始めてのしっかりとした任務
今までは他の幹部と一緒にしていたがそろそろ一人でも平気だろうということだった

任務の内容は簡単
とあるマフィアを潰すとこ

当然初めての一人での任務､Aもそこそこ緊張していた

「ふぅ､ここか･･･」

息を殺して近寄ってみる

人数は多いが一人一人の戦力はそこまででも無いと聞いている

余裕だろう
そもそもAは元の戦闘スキルが高い

すぅぅぅ
大きく息を吸い込み

「どうも―
ここをぶっ潰しに来ましたああぁぁあ!!!! 」

そんなことを叫んだから敵がいっせいに襲いかかってくる

Aはというと､

「ニヤッ」
笑っていた

両手を前でクロスにさせ一気に振り払った
すると、

「「う、うわああぁぁあぁあ !!!!!!」」

近くにいた奴らが切れている

そのままAは敵の攻撃をよけながら前に突っ込んでいく

「な、なんなんだ！」

手を動かす度に敵が､周りの建物が切れていく

「糸だ！惑わされるな！奴のつけているグローブに注意しろ！!!」

「そ、そんなこといったって！」

Aは体全体を使って自由自在に糸を動かす
まるで、生きているかのように

敵たちは武器の正体がわかっても手こずっていた

Aが通る度に悲鳴が聞こえる

「あはっあはははは
戦うのは久しぶりなんだ！もっと！もっともっと僕を楽しませてよ！」

「狂ってやがる」

誰かがつぶやいた

「あれぇ？もう終わり？」

「んで、そこで隠れてるのはココのボスかな？」

ガレキの横から出てきたのは
おじさんだった

「なんか弱そーだけど君がボス？」

「あぁ」
苦痛に歪めた顔で小さく､そう答えた

「ふーん｡ま、いーや」

「バイバイ」

「ひとつだけ聞いていいか？」

「なーに？」

「お前は蜘蛛、か？」

「そう呼ばれてた事もあったかな
じゃ、本当にバイバイ」

ブシャッ

「ふー､任務完了！」

「さ、かーえろ！」

そう笑った彼は先保との戦闘とはまるで別人だった
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Aさんの武器と『蜘蛛』について

両手につけているグローブから糸をだす
ただの糸ではなく、鋼線
その威力は凄まじく、建物なんかも切れる
しかし、その分扱いずらく使う人は相当の物好きか変人ばかり
グローブといつてもそこまでごつくはなく手袋のようなもの

伸縮自在

蜘蛛

Aさんの昔の通り名
糸を使う戦闘スタイルからそう呼ばれた
なんでも屋になってからは活動していない