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どさりと体が投げられたが、ハリーは歯を食いしばった。
目の前にいる冷たい目をしたAがどうしても信じられなくて、嘘だというように見つめても、目がまともに開かないせいでそれも叶わない。
Aはハリーに一瞥くれてやるも、ふんと素っ気なく鼻を鳴らして終わった。
「はっ、なんだいこの醜男は？！」
マルフォイ邸についてすぐ、金切り声を上げる女が現れるが、Aは無視して三人を中に引き入れた。
「おい、無視とはいい度胸だな？！」
躊躇なく杖を振るう女に、Aも黙って杖を奮って抵抗した。
「はっ、やるじゃないか小娘。」
目だけはぎょろぎょろと動き、童話に出てくるような魔女そのものの風貌の女は、凄みのある顔で睨み付ける、
Aは面倒だというようにくいっと顎を動かし、3人を中に入れるよう人攫いたちに指図した。
はあ？というように機嫌悪そうに見返す男たちだが、Aがさっきしたように手で示せば、男たちは尻尾を巻いて逃げるように中に引っ込んだ。
邪魔がいなくなったところで、さてとというようにAは正面を向き直った。
「さて、それで何の用です、ベラトリックス。」
目つきの悪い女＿＿＿ベラトリックスは、くるっと杖を回し、Aが睨み付ける表情に対して驚きもせずに、はっと鼻を鳴らした。
「なんだよ小娘、お前も用事があるんだろう、ちっちゃいちっちゃい、ベイビー」
う〜〜とわざとらしい態度を取るが、Aは眉ひとつ変えない。
それどころか、無言のまま睨みつけてくる。
「なんだよ、」
と返すが、ふと何か圧がかかった。
「っ！」
ほとんど反射にも等しく杖を奮ったが、Aは真顔で返す。
「っ、てめえ、開心術なんてどこで覚えた。」
「おや、ご存知でしたか。」
「はあ、馬鹿にするのも大概にしろ、」
「この程度で喚くなら、構わなければいいのに。」
ふんっと鼻で笑ってから、Aは優雅に笑った。
「主人に構ってもらえないからって、たかが小娘に絡むなんて。よっぽどの暇人、、ふっ」
と鬱陶しい声で言えば、ベラトリックスは発狂した。
「うるさい黙れ小娘が！
お前が彼の方に気に入られてるのが心底ムカつくんだよ！！」
「ええ存じ上げていますとも。
だからこそ、今私を攻撃したことは不問にして差し上げましょう。
そこで、ひとつお願いがあります。」
「お願いだあ？」
ベラトリックスの表情に、Aはにこりと不適な笑みを浮かべた。
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イライザ(プロフ) - ルリさん» お返事遅れてすみませんでした、ありがとうございます｡色々な作品の中でも印象にの子たのが印象に残ったのが幸いです、不定期ではありますが新しく物語を始めました｡またそちらでもお会いできたら幸いです｡ (2021年3月15日 2時) (
レス) id: d70a88eee0 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - 初めて感動しました。とても素晴らしい作品だと思います。言葉では表せないです。色々作品を見てきましたが、自分の心にすごく刺さって、感情移入しました。もっとイライザさんの作品を見てみたいと思いました。素晴らしい作品を読ませて頂きありがとうございました (2020年12月16日 15時) (レス) id: f2a767728c (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - 鈴猫さん» お返事が遅れてすみません、ありがとうございます、ここまで長く続けて来られたことに感謝です。本当にありがとうございました！！ (2020年7月20日 23時) (レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
鈴猫(プロフ) - すごく面白かったです。主人公の最後は思わず涙が流れました。どんな最後にしろhappyかbadなのか、それは人それぞれなのですが凄く良かったです！素敵な作品をありがとうございました！ (2020年4月17日 6時) (レス) id: c2b147e245 (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» これで書かないのはちょっとなあと思いながら、書いていました。正直後悔はしていません。でも泣いたという言葉をもらえただけで、自分の中で気になっていたモヤモヤが貼れました、ありがとうございます。if話では精一杯幸せに書くのでご覧ください。 (2020年4月14日 23時) (レス) id: 2c5d1feb72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イライザ | 作者ホームページ：
作成日時：2019年11月22日 13時
